ホーム 新マガジン記事 連載・コラム: 【わたしのロングステイストーリー】三林けい子

カンボジアクロマーマガジンPP1号

新潟県出身 三林けい子さん

 

■カンボジアに初めてきたのはいつでしょうか?
2003年サーズが中国で流行し長年通っていた中国への渡航ができなかったので、以前より関心のあったカンボジアへ行ってみようと方向転換しました。初めてのカンボジアでしたがすっかり気に入ってしまいました♬

 

■実際に住みだしたのはいつでしょうか?
ロングステイは2022年1月からです。

 

■ロングステイをすることになったきっかけは?

職場で学用品や衣服を集めカンボジアへ送る活動をきっかけに20年間継続的に訪問してきました。地方の小学校で運動会や卓球大会を開催、井戸や遊具を寄贈、また教育支援として二人の子供を世話していましたが、仕事や転居のため小学校をやめ居なくなりました。子供達が人なつっこい笑顔で近づいてきてくれるのは当初から今でも変わりません。退職後こちらで5年間住み着き、自分にできる子供たちへのボランティア活動に専念しようと決めました。

 

■カンボジアに来る前の仕事や生活は?

市役所で35年間働きました。主に社会教育と社会福祉の仕事をしていました。モットーは「博愛」です。新潟には夫と二人の息子、2歳になる孫が一人います。みんな卓球が好きな家族です。カンボジアへのロングステイに誰一人反対する人はいませんでした。

 

■カンボジアでの日々の生活について教えてください

カンボジアには子供達があふれています。それは将来のカンボジアの担い手です。私のできる範囲で毎日近所の子供たちと「寺小屋方式で日本語1-2-3」を、日曜日には25キロ先までバイクで向かい「出前音楽教室」を開催しています。いつもバイクであちこち、活気あふれるカンボジアの生活風景が好きで見て回っています。また「長屋での近所付き合い」も大切にしています。料理のやり取りなど大人も日本人に興味を持ってくれ嬉しく思います。

 

■現地での活動などについて教えてください。

「三ちゃん学校(バズクラブ)」は全て無料のボランティア活動です。自宅の1階を卓球場にし、地域の子供たちに音楽、卓球、そして日本語を教えています。私の夢は「チームSANBAカンボジア卓球ジュニアチーム日本遠征」です。ロングステイ期間内で実現できるかどうか・・・。

大変だったことや現地でのトラブルについて

20年間カンボジアと関わってきて一度だけスマホを二人乗りのバイクの若者に奪われたことがあります。突然のことで驚き「なんで~」と大声で叫んだ記憶があります。しかし、いつも知人や長屋の人達が私を見守ってくれていますので安心しています。

 

■1カ月の大まかな生活費は?

家賃200ドル、光熱水費50ドルです。冷蔵庫、電子レンジ、エアコンのおかげで快適です。日本で年金が受け取れるまでは無収入ですから普段は質素な生活を心がけています。

■ロングステイをしてみたいと思う人に向けてのメッセージ

プノンペンのセントラルマーケットから12キロにある「長屋」に住んでいます。周りに外国人は一人も居ません。カンボジア語はわかりませんが、日本語で挨拶と掛け声だけは元気よくしています。ジェスチャーも大切な表現方法です。気持ちの持ちようで生活は快適になり、楽しく毎日を過ごすことができます。大丈夫です。皆さん親切です。親日の国ですから~。

 

 

 

寄稿者の紹介

東北福祉大学卒業後、1985年新潟市役所入庁、2022年からカンボジアでロングステイを開始。「東北福祉大学新潟県同窓会」事務局長、「KeepすまいるJAPAN」代表、「新潟発→カンボジア支援プロジェクト730」代表。

お名前:三林けい子(SANBAYASHI KEIKO)

出身:新潟県

年齢:60歳

Facebook: sanbayashikeiko


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