まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

現在、カンボジア証券取引所(CSX)にはメインボード、グロースボード併せて11社が株式を上場しています。カンボジアの上場企業の情報を日本語で入手するのは難しいと思いますので、この連載で、上場企業の情報をわかりやすくまとめていこうと思います！

第二弾は、グランドツィンズインターナショナル(GTI)についてまとめていきます。

【グランドツィンズインターナショナル(GTI)】

1997年に台湾資本によって設立された縫製会社です。カンボジア法人は2007年に設立され、2008年にはカンボジア大手衣料メーカーのQMI Industrial Co.、Ltdを買収しました。その後2014年6月16日にカンボジア証券取引所（CSX）に上場し、カンボジア取引所史上2番目の上場企業とまります。
製品ラインナップには世界的に有名なスポーツアパレルブランドが含まれていて、中でもアディダスが生産業務の大半を占めています。もう少し詳しくみていくと、GTIは輸出用のアパレル製造業社であり、製品の中にはアディダス、リーボック、テイラーメイド、サロモン、ニューバランス（NB）、コールズ、ノーティカ、ノースフェイス、ラッセルアスレチックなどの有名なスポーツアパレルブランド名が含まれています。中でも収入の約80％をアディダス製品が占めているようです。
主な輸出先としてはヨーロッパ各国、アメリカです。アジア含めその他外国にも輸出をしています。カンボジアの経済の大きな柱である縫製業の中で唯一の上場企業ですので、今後の活躍に期待したいですね。