まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

日本人学校では通常の学習と同時に各種行事を行っています。
その中でも修学旅行と宿泊体験学習は、宿泊を伴う学習としてたいへんに大きく、相当な準備をして実施している行事です。しかし、コロナ禍の影響でシェムリアップ方面で実施していた修学旅行を中止し、キリロムで実施していた宿泊体験学習と合体させ宿泊体験・修学旅行として３年前から実施してきました。

実施学年は小学部５・６年と中学部１・２年です。この合同で実施する良さは、人数がある程度の規模になりキャンプファイヤー時などには楽しいものとなりますが、小学５年生と中学２年生では発達段階の差が大きいので学習内容差が大きく、目的別にやったほうが良いとの結論になりました。そこで合同で実施する部分と小・中が別々に実施する学習に分かれました。

内容は、１日目がトレッキング（小学部）・水生生物観察（中学部）、野外炊飯、夜にキャンプファイヤー、２日目が、コッコナッツスクール（リサイクルを実施している学校）との交流会、スマイルグループ（異学年班別）でのトレジャーハンティングと４つのアクティビティ（ボルダリング・ジップライン・アーチェリー・バブル相撲）、ＢＢＱ、夜に天体観測（しし座流星群）、３日目が朝日鑑賞、工作（竹とんぼ）・クラフトと盛り沢山の充実した内容で、参加児童生徒皆が大満足の宿泊体験・修学旅行となりました。
帰校後の感想では「こんな素晴らしい経験は初めてです。この学校がもっともっと好きになりました」「もう一回行きたいです」とありました。