まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

　春は出会いと別れの季節…などと感傷に浸っている余裕はないほど、この時期、最も暑いカンボジアですが、新たに赴任されたりしてこちらにいらっしゃる方も多いことと思います。

　無事に仕事の引き継ぎが終わったと思って安心していても、ふと気づくと、保険のことは…？と、本業以外のことは引き継ぎがされていなかったりすることが多々、見受けられます。

　火災保険などのご更新の際に、「今かけている保険のこの金額は、どこから来ているんでしょうか？」とお問い合わせをいただくことがあります。保険会社では、保険証券に記載されている補償対象とその金額までは分かりますが、その金額がどこから来ているのかまでは分かりませんので、業務の引き継ぎの際には、保険についても、何にいくら保険をかけているのか、補償内容はどのようなものか、万が一の際はどこに連絡したらいいのか等を、忘れずに確認していただけたらと思います。

　また、カンボジアでは、警察も消防も日本とは違うので、事故が起こっても警察が動いてくれることはほとんどありません（保険に入っていれば保険会社が対応します）し、救急車も消防車も無料ではありません。そういう違いについても是非、お早めに引き継ぎをしていただき、万が一に備えていただけたらと思います。

濱口 有知子