ホーム 新マガジン記事 連載・コラム: 【銀行展望】重要性高まる、マネロン等対策

カンボジアクロマーマガジンPP4号

昨年11月、暗号資産交換業の大手会社がマネロン等違反のために43億ドルもの罰金支払いとなったニュース(アメリカ)はまだ記憶に新しいところです。

犯罪や不当な取引で得た資金を正当な取引で得たように偽装したり資金の出所を隠匿する行為(マネーロンダリング)やテロ活動支援のために資金を渡す行為といった、犯罪者やテロリスト等につながる資金の流れを断つための対策は、国際社会にとっての最重要課題として認識され、取り組まれています。

この国においても、カンボジア国立銀行(NBC)およびカンボジア金融情報機関(CAFIU)の指導のもと、カンボジア国内金融機関によるマネロン等対策の厳格な適用が進められていますが、そうした取り組みが評価された結果、昨年2月には、各国政府間の金融活動作業部会(FAFT)が定めるマネーロンダリングの危険性が高い国(グレーリスト)からカンボジアが対象外となることが発表されました。

日々のPPCBank銀行業務の中でも、マネロン等対策には厳格な取り組みが徹底されています。とりわけ外国送金時には、犯罪やテロ活動とは一切関係のないお客様に対しても、送金取引の目的やその背景、送金人・受取人の関係性、原資等に関する適法性を確認させていただくための詳しい資料のご提出をお願いさせていただくことがございますので、あらかじめご注意ください。皆様のご理解とご協力に感謝いたします。

小菅 義之

 

PPCBankジャパンデスク

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