まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

前号では北線バッタンバン行きの様子をお届けしましたが、今回は、南線終点シアヌークビル駅まで、始発駅のプノンペン駅より乗ってまいりました。
北線、南線と大きく2つの路線に分かれるカンボジア鉄道。全長264kmを片道5時間50分で1日1往復しています。切符は片道10ドルでWebかプノンペン駅、または車内で直接購入できます。

AM6:50、本日のプノンペン駅にはタイから譲渡された日本の日立製気動車2両が待っており、懐かしいディーゼル音を響かせて定刻で出発！車内のボックスシート席では、若者たちが楽しそうに写真を撮りあっています。

ちなみにカンボジア鉄道の旅客車両は3種類あり、日立製の他に車齢50年の仏製、新造車のメキシコ製があります。どの車両が運行されるかは当日までのお楽しみです！列車はカンボジア特有のヤシの木が点在する、のどかな田園風景を駆け抜け、この国の原風景を終始楽しむことができます。13時過ぎ、約20分遅れで終点シアヌークビル駅到着。
ぜひ情緒あふれる列車の旅をお楽しみください。