ホーム 新マガジン記事 A Journey of Cambodian Art: 【A Journey of Cambodian Art】30年の時を重ねて見えてきた カンボジアのアートの変化

カンボジアクロマーマガジンPP20号

私が初めてカンボジアを訪れたのは1994年。それから30年以上、この国と関わり、2012年に Yamada School of Art を開校してからは、数多くの子どもたちの絵を見続けてきました。最近、その子どもたちのアートに大きな変化を感じています。

まず、作品そのもののレベルが明らかに上がってきたと思います。小さな子どもたちでも、ただ楽しく描くだけでなく、色彩や構図を考え、自分なりの表現を作品の中に入れようとしています。高校生くらいになると、本格的にデッサンに取り組む若者もずいぶん増え、時間をかけて一枚のデッサンと向き合い、「もっと上手くなりたい」と自ら追求する姿を見るようになりました。

そして最近、もう一つ興味深い変化を感じています。「将来、アーティストになりたい」と話す若者が増えてきたことです。以前は、アーティストといえば「絵を描き、それを売る」という比較的単純な発想が多かったように思います。しかし今は、社会の発展とともにコンピューターも普及し、デジタルアート、デザイン、アニメーションなど、表現の世界が若者にとって身近なものになりました。アートを現代社会の中にある一つの職業として捉え、自分の将来として目指そうとする若者が増えています。

もちろん、これは急速に発展する首都プノンペンに暮らす若者たちだからこそ見える変化なのかもしれない。それでも、30年以上この国を見続けてきた私には、大きな時代の変化に感じられます。街が変わり、暮らしが変わり、そして今、子どもたちの「描くことの意味」も変わり始めています。カンボジアのアートは、確実に次の時代へ向かっていると思います。

山田 隆量

ヤマダ スクール オブ アート / シェムリアップ アンコール

「カンボジア人アーティストの展覧会」「子供絵画展覧会」を企画(年1回)
地方の学校で美術の授業を無償提供(年数回)。海外(特に日本の公募展)へ出品。
最近では日本カンボジア70周年記念事業として「世界に飛躍するカンボジア芸術」をRosewood Phnom Penh 35 階ギャラリーで4ヶ月開催。

 

営業時間:8:00 ~ 17:00
電話:081-399-926
メール:angkortakakazu@gmail.com
Facebook:yamadaschoolofart

 


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