ホーム 新マガジン記事 JICAカンボジアリレー: 【JICAカンボジアリレー】JICA在外健康管理員の仕事

カンボジアクロマーマガジンPP18号

皆様こんにちは。今回はJICAカンボジア事務所内の健康管理室からお届けしたいと思います。私はJICA在外健康管理員(英語表記はHealth Advisor、以下「HA」)という職種で勤務しております、木田綾子と申します。日本での看護師資格を保持しております。これまで9回にわたりJICAカンボジア事務所の紹介をしてまいりましたが、本日はHAである私が、アンカーとしてリレーを締めくくりたいと思います。

JICAでは、年間約10,000人の専門家、海外協力隊、JICA職員などのJICA関係者(随伴家族も含む)を、医療・衛生事情の厳しい開発途上国に派遣しています。これら関係者の方々が、心身共に健康で生活、業務を遂行できるよう側面的に支援することが、HAの役割です。主な業務としては、日常的な健康相談や傷病対応、疾病予防対策、医療情報収集などの活動に加えて、JICA関係者が重大な病気に罹患したり、事故に遭遇したりした場合には、適切な治療を受けられるよう現地医療機関とJICA本部との間で”架け橋”となり、緊急移送の側面支援を行います。現在、JICAは約100か所のJICA在外拠点の内、46ヵ国にHAが配置されています。

ODA事業で病棟建設した公立病院への医療調査訪問 (筆者、右から2番目)

HA業務において、傷病者が発生した際の「傷病対応」は優先順位が高く、極めて重要な役割です。しかしながら、その前段階である「傷病発生時に迅速に対応するための準備」、さらに前々段階の「疾病発生の予防」も同様に、HAの果たすべき重要な役割であると考えています。不慮の事故や、既往症による病状悪化など、予防が困難なケースも存在しますが、多くの疾病は日頃の対策により予防が可能です。その一例がデング熱です。デング熱は、デングウイルスを保有する蚊に刺されることで感染し、一部の方では重症化し、時には死に至ることもある感染症です。HAから防蚊対策の重要性を積極的に発信し、一人ひとりの行動変容を促すことによって、感染リスクを低減させることが可能です。

HAとして常々発信しているメッセージは「安全と健康をなく(失く)して、よい仕事(活動)はできない!」です。心身ともに健康でなければ、本来持っている能力を十分に発揮することはできません。HAとして、また日本での看護師としての勤務経験から健康の保持・増進には、やはり自己健康管理が最も重要だと考えています。カンボジアに在住されるすべての皆様が、ご自身の健康を大切にし、安全で健やかな日々をお過ごしになられることを心より祈念しています。

医療調査の様子

JICAカンボジア事務所 健康管理員
木田 綾子

 

独立行政法人国際協力機構(ジャイカ) カンボジア事務所

ジャイカは、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、

開発途上国への国際協力を行っています。

Web: https://www.jica.go.jp/cambodia/index.html

Facebook: JICACambodia


バックナンバー

facebookいいね!ファンリスト

クロマーマガジン

素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia