カンボジアクロマーマガジンPP3号
こんにちは!サンライズジャパン病院の岩井です。前回に引き続き食べ物に関する話で、今回は食べ物にまつわる迷信についてのお話をさせていただきたいと思います。
カンボジアに赴任して約1年半が経ち、カンボジアの文化にも慣れてきましたが、赴任当初は驚きの連続でした。中でも食べ物に関して広く信じられていることに関して、患者さんや現地スタッフとのやり取りの中で戸惑うことも多々ありました。日本でも、酢を飲むと体が柔らかくなる、鰻と梅干しは食べ合わせが悪い、など広く信じられていますが、実は科学的な根拠がないというものがたくさんありますね。さてカンボジアではどのようなことが信じられているのでしょうか。
赴任間もない頃に、発熱、喉の痛みで受診された3歳のカンボジア人の男の子を診察し、ご両親に診察結果を説明した際のことです。
「やはり喉が腫れていますね。」
「うわーやっぱり!」
「おそらくウイルス感染で、今回の熱の原因かと思います」
「やっぱりそうですよね…先生実は昨日アイスを食べさせてしまったんですよ…」
「アイス???」
「その上、冷たい水も飲ませてしまったんですよね…そのせいですよね?反省します。」
「冷たい水?え?」
「だって先生、冷たいもの食べ過ぎたら喉腫れるじゃないですか!」
「え?そ、そうですね…?」
カンボジアでは冷たいもの(特に氷の入ったものなど)を摂ると咳がでたり喉が腫れたりすると信じられていることを後から知りようやく理解しました。一説によると、水を早く凍らせるために使われている薬品が喉の痛みなどを引き起こすことがあり、そこから広がって冷たい水やアイスは喉によくない、咳が出る、と信じられているようですね(もし他に説があれば是非教えてください!)
カンボジアは暑いですが、冷たいものの摂り過ぎには注意が必要かもしれませんね!最後までお付き合いいただきありがとうございます。それではまた次回!
岩井 謙治
サンライズジャパン病院
プノンペン市内にある日系の救急総合病院(診療科:救急、総合診療、脳外科、消化器、小児科、婦人科)。2023年4月にAEON MALL Sen Sok内に、サンライズメディカルセンターを開設(診療科:総合診療、健康診断)。
OPEN: 24時間365日(救急)
Mail: info@sunrise-hs.com
TEL: 023 260 152
Web: https://www.sunrise-hs.com/index.php/jp/
Facebook: sunrise.jhpp
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