ホーム 新マガジン記事 カンボジアペット事情: 【カンボジアペット事情】突然の停電にどう備える? 獣医師が教えるプノンペンのインフラ・住環境対策

カンボジアクロマーマガジンPP19号

 プノンペンは急速に発展し便利になる一方で、日本とは異なるインフラや住宅事情に戸惑うことも多いですよね。
今回は、現地の住環境で犬や猫と安全に暮らすための「3つの対策」についてお話しします。

① 突然の停電!お留守番中の暑さ対策

乾季を中心に、プノンペンでは計画停電や突発的な停電が起こります。日中、飼い主さんが外出中にエアコンが止まってしまうと、密閉された室内はすぐに危険な温度になり、熱中症のリスクが高まります。

対策として、電気がなくても使える「ひんやりマット(大理石やジェル、アルミ製など)」を日陰に設置したり、充電式のサーキュレーターを準備しておくことをお勧めします。また、室温上昇を防ぐため、直射日光が入らないよう遮光カーテンを閉めてから外出するだけでも効果的です。

② 毎日飲む「水」はどうする?

カンボジアの水道水は近年水質が向上していますが、日本と比べて硬度が高く、また配管の劣化によるサビなどが混入する懸念もあります。また、猫や小型犬の場合、ミネラル分が多い硬水を飲み続けると尿路結石のリスクが高まります。

ペットの飲み水には、人間用と同じく浄水器を通した水か、市販の「軟水」の飲料水を与えるようにしましょう。

③ 交通事情と野良動物への警戒

道路事情も日本とは大きく異なります。バイクの交通量が多く、歩道が整備されていない場所も多いため、交通事故には十分な注意が必要です。また、野良犬や野良猫との接触は、狂犬病などの重篤な感染症やノミ・マダニをもらう原因になります。しっかり予防接種やノミダニ駆除薬をつけてください。

猫は「完全室内飼育」を徹底し、犬のお散歩は比較的安全なエリアを選び、必ずリードを短く持って歩きましょう。外に出る機会が減る分、室内でも退屈しないよう、知育玩具やキャットタワーなどでストレスを発散させてあげる工夫が大切です。

 

プノンペンでの生活は少しの工夫が必要ですが、事前に対策をしておけば、ペットとの暮らしはもっと豊かで安心なものになります。日々の生活で気になることがあれば、信頼できる動物病院にご相談ください。

喜久田 治郎

ジャパンアニマルホスピタル

カンボジアの獣医療発展や狂犬病などの伝染病撲滅活動に貢献する為、カンボジア獣医師の育成に取り組み犬猫を中心とした治療や動物愛護啓蒙活動を行っている。

OPEN: 9:00-17:00

Mail:japananimalh@gmail.com

TEL: 010 303 088

Facebook: japananimal


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