ホーム 新マガジン記事 医療コラム: 【医療コラム】カンボジアの伝統的な食文化と健康の関係

カンボジアクロマーマガジンPP17号

みなさんこんにちは。時が流れるのは早いもので、もうすぐ酷暑の時期がやってきますね。今回はカンボジア人の食生活と健康について考えてみたいと思います。

みなさんはカンボジア生活で健康のために気をつけていることはありますか?移動は便利なTuktukで歩くとこはほぼなく、意識して体を動かすようにしないとなかなか運動する機会がない人も多いのではないかと思います。

先日行ったイベントでカンボジア人の身長・体重測定を行いました。BMI(=体重kg÷(身長m×身長m)、肥満や痩せを判定する世界共通の体格指数)の計算をしましたが、痩せている人が多いことに驚きました。特に未成年の痩せが目立ちました。

ふと日常を思い返してみると、職場の同僚たちは、いつも何かしら食べているけれど、おやつのほとんどは果物かバナナや餅米を蒸して作る伝統的なお菓子などで、チョコレートやポテトチップスを食べている姿を見たことがありません。お昼ご飯もみんなクメール料理を好んで食べています。日本や欧米ではジャンクフードをたくさん食べることによる肥満が問題となっています。カンボジア国内には、プノンペンを中心にハンバーガーショップなどのファーストフード店はありますが、日本ほどたくさん見かけません。

同僚に伝統的な食事を好むのはなぜか聞いてみたところ、馴染んだ味を求める、伝統的な食事の方が安い、ポテトチップスなどは種類が少なく価格も高いのであまり魅力的ではない、などの意見が返ってきました。これは医療関係者からの回答なので偏りがあるかもしれませんが、みなさんの周りではどうですか?

伝統的な食生活が中心とはいえ、それでも都市部では若い世代を中心に食生活の変化は進んでおり、外食産業は年に9−10%ほど成長をしているようです(出典:Mordor Interigence)。特に砂糖を多く含んだ飲み物の摂取率は高く、肥満や生活習慣病も問題になりつつあります。一方で低栄養による児童の痩せの割合は依然として高い水準を維持しており、社会内の格差構造が顕在化しています。

カンボジアでは3月から4月にかけて、暑さのピークがやってくるようですね。私は初めて体験するカンボジアの酷暑に今から怯えています。みなさん、バランスの良い食事、十分な水分摂取、適度な運動、睡眠をしっかりとり、暑い季節を乗り越えていきましょう。

産婦人科医 森田恵子

サンライズジャパン病院

プノンペン市内にある日系の救急総合病院(診療科:救急、総合診療、脳外科、消化器、小児科、婦人科)。2023年4月にAEON MALL Sen Sok内に、サンライズメディカルセンターを開設(診療科:総合診療、健康診断)。

OPEN: 24時間365日(救急)
Mail: info@sunrise-hs.com

TEL: 023 260 152

Web: https://www.sunrise-hs.com/index.php/jp/

Facebook: sunrise.jhpp


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