ホーム 新マガジン記事 医療コラム: 【医療コラム】カンボジア赴任のご挨拶とカンボジアでの気づき

カンボジアクロマーマガジンPP16号

クロマ−マガジン読者のみなさんはじめまして!2025年10月よりサンライズジャパンホスピタルに赴任しました、産婦人科医の森田と申します。これまでこのコラムを担当していた小児科医の岩井に代わり、みなさんにちょっとためになる?面白い?お話をお届けできればと思います。

私は2012年に富山大学を卒業し、富山や東京の病院で産婦人科医として勤務しながら、国際人道支援団体に参加してアジアやアフリカの他の国でも医療活動をしてきました。プノンペンに来て最初に驚いたことは、思った以上に都会であること、おしゃれできれいなお店が多いこと、そして日本のものがほぼ何でも手に入ることです。これまで活動してきた国では自分で持ち込まない限り日本食が手に入らなかったので、生活が楽な反面、少し物足りなさを感じたりもします。

仕事に関して言えば、女性医師の割合が多いこと、そして、女性の管理職が多いことも驚いたことの一つです。先日カンボジア産婦人科学会のシンポジウムに参加する機会がありました。日本では学会の理事をしている女性はごく一部しかいませんが、カンボジアでは日本よりもずっと多くの女性が活躍していました。女性の社会進出に加え、教育費が高いこともあってか、合計特殊出生率(一人の女性が生涯出産する子供の数)は年々低下し、2024年は2.17人※で世界88位でした。出生率が2.07人を切ると人口減少に向かうと言われていますので、経済発展がめまぐるしいカンボジアも例外なく、他のアジアの国々のように人口減少へ向かっていくのでしょうか。

女性優位と言えば、カンボジアでは結婚すると男性が女性の家に入るそうですね!そのため女の子が生まれると喜ばれると聞きました(娘と将来結婚する男性が家族を支える存在になるため)。日本も他の国でも男性の家に女性が入ることが一般的で、息子の数が多いほどよいという国もあるので、これは大きな驚きとともに嬉しい発見でした。

経済・医療が発展してきているとはいえ、妊娠・出産に関する母体の死亡率や新生児・乳児の死亡率が依然として高いのがカンボジアの現状です。より多くの人が安心して医療を受けられるように、少しでも貢献できればと考えています。

※ アメリカ合衆国中央情報局(CIA)「The World Factbook」のデータ

サンライズジャパン病院

プノンペン市内にある日系の救急総合病院(診療科:救急、総合診療、脳外科、消化器、小児科、婦人科)。2023年4月にAEON MALL Sen Sok内に、サンライズメディカルセンターを開設(診療科:総合診療、健康診断)。

OPEN: 24時間365日(救急)
Mail: info@sunrise-hs.com

TEL: 023 260 152

Web: https://www.sunrise-hs.com/index.php/jp/

Facebook: sunrise.jhpp


バックナンバー

facebookいいね!ファンリスト

クロマーマガジン

素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia