ホーム 過去のマガジン記事 となりのとなりで。: 第12回:我らがマンゴー

カンボジアクロマーマガジン36号

 

皆大好き、我らがマンゴー。このコロンとした形が愛おしい魅惑のフルーツは、皆さんご存知の通り、実に様々な食べ方をされているのであります。まだ青く酸味があるものはサラダとして。固めのマンゴーは塩唐辛子を付けてスナック感覚でバリバリ。ご飯のお伴、漬け物になることもあれば、ケーキの上のトッピングやゼリーやプリンにも。時間が経って熟した物はジャムに。乾燥させたらお土産にも重宝されるドライマンゴーにと、もはやこの国の食文化に欠かせないものとなっています。

 

南国的果物としてはもはやエース的存在のマンゴーですが、マンゴー初心者のあなたにここでワンポイント講座。食べ方が色々あるということは、切り方も様々。そこで今日はこれが「通の切り方」と呼ばせていただきたい。この方法だと、お皿やフォークがなくたって、手が汚れていたって、ナイフ一つあればキレイにささっと、そして無駄なく食べられるのであります。切り方はいたって簡単。

 

まずマンゴーを縦にし、種の部分を挟むように三等分します。使うのは両側の2つ。次に実の部分にナイフの刃を立て、皮にあたるかあたらないかくらいの力加減で賽の目状に切り目を入れます。この際、躊躇せず自信をもってサッと切りましょう。その後外側に力をかけて、クルっと裏返すように実を広げたら完成。カンボジアに訪ねて来た友人にささっと出してあげれば喜ばれること受け合いの、南国通の一技です。

 

マンゴーの季節になると道々のマンゴーの木に実がたわわに実り、人も鳥もなんだかそわそわし始め、まだかまだかと上を見上げる。そんな季節が楽しみでもあるのです。

 


木村 彩湖

写真家。日々のささいなこと、身近なものの中に佇む大切なモノをテーマに、暖かい目線で写真を撮る。現在カンボジアで撮影業を行なう傍ら、自らの作品のポストカード等も販売中。2011年よりプノンペン在住。
ホームページ: http://www.ayakography.com

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