ホーム 過去のマガジン記事 となりのとなりで。: 第11回:茹でピーナツ

カンボジアクロマーマガジン34号

 皆さん、カンボジアの茹でピーナツはもう試されましたか?日本では千葉や栃木のピーナツなんかが有名産地としてブランド化されていますが、実はカンボジアも立派なピーナツ生産国。ちょっと小ぶりですが美味しいピーナツがとても安く手に入ります。仁比オンのピーナツとの大きな違いは、煎りピーナツではなく茹でて食べるのが主流だということ。

 

 この茹でピーナツ、めったにスーパー等で見かけることはなく、市場や自転車の荷台に載せて道すがら売られていることが多いのですが、いやはやこれがたまらなく美味しいのです。フニャっとした茹で具合にちょっと効きすぎた塩気、そしてピーナツのコク。食べだすと止まらないので要注意です。大体どこでも空き缶一杯でいくら、という設定で売られていて、売り子のお姉さんにコップ何杯分ちょうだいとお願いすれば、ビニール袋に入れて売ってくれます。(約1杯1000リエルほど。)さらにここで「ちょっとおまけして!」とお願いしてみると大盛りにしてくれたり、ツイてる時は一掴みくらいおまけしてくれることもあります。

 

  プノンペンはここ数年でみるみる発展してきて、コンビニやスーパーに行けばキレイにパッケージングされた物が何でも簡単に手に入るようになってきました。でもそこはせっかくカンボジア。ちょっと勇気を出してこの国らしさを味わってみましょう。たまには市場に出向いて売り子のお姉さんに声かけてみるのも面白いかもしれませんよ。きっと新たな発見があったり、この国の文化を本来の意味で体感することができるはず。


木村 彩湖

写真家。日々のささいなこと、身近なものの中に佇む大切なモノをテーマに、暖かい目線で写真を撮る。現在カンボジアで撮影業を行なう傍ら、自らの作品のポストカード等も販売中。2011年よりプノンペン在住。
ホームページ: http://www.ayakography.com

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