まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

荒井和美さん
（カンボジア在住 1年）
ボパナ視聴覚リソースセンター広報

文化芸術を通し、カンボジアと日本の交流を

　カンヌ国際映画祭での受賞をはじめ、国際的な注目の高い映画監督、リティ・パンによって2006年に設立されたボパナ視聴覚リソースセンター（以下、ボパナセンター）。内戦、クメール・ルージュ期に消失を免れた映画、写真、音声素材など、カンボジアにまつわる視聴覚資料を国内外から収集し、カンボ ジアの記憶として一般公開するためにデジタル保存を行っているこの施設で広報を担当しているのが荒井さんだ。
　カンボジアとの出会いは今から約1年前。当時関わっていたNGOから派遣され、バンテアイミンチェイにある児童施設で研修を行ったことがきっかけだった。村の人々との交流の中でカンボジアに魅せられ、研修期間が終わりに近づくにつれ、腰を据えてカンボジアという国に関わりたいという思いが強くなっていった。
　そんな中、縁あってボパナセンターの職員に誘われ、センターの広報として働くことに。ボパナセンターではカンボジア人映画映像制作者の養成やマルチメディア作品の制作なども行っており、これらの活動を世界中に発信すべく、荒井さんは日々活動している。「センターの催しや、資料の閲覧に是非お越しください。」と荒井さんは語る。

○カンボジアの好きなところ
 －日常の中に、小さな感動があり、隣に居合わせた人とすぐ仲良くなれるところ。