まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

頼富さん

（プノンペン在住 8ヶ月）

トゥクトゥクドライバー

トゥクトゥクでもやろうかな、と

　仕事手伝ってくれ」「了解！」先輩から誘われて来てみたカンボジア。「思ったより人が集まったから…ちょと待ってて！」「…ん？」。どうしよう、じゃあその間なにかやろう。そうだ、トゥクトゥクドライバーでもやろう。こうして今年1月、プノンペン初の日本人トゥクトゥクドライバーが誕生した。日本人相手に、移動のみならず案内も母国語でできる強み。ローカルドライバーと若干価格差があるぶん、案内・情報提供・明朗会計・領収書発行など充実のサービスを提供。最近は依頼をさばききれず、友人の日本語可のカンボジア人ドライバーに手伝いを依頼することもあるという。
　「最初は、というか今でも車体に傷をつけられたりの嫌がらせには遭います。カンボジア人は、外国人が同じ職業で儲けるのは良しとしませんからね…。日本人の体面的にも最初はコソコソやってましたが、今は開き直ってます」。近い将来、30～40台のデジタルサイネージ搭載トゥクトゥクの組織化を考えているという頼富さん。「言うても、トゥクトゥクは底辺の仕事ですけどね」。冗談っぽく語る姿は、とても楽しそうだ。

○ひとこと

―みなさま、ぜひご利用下さい！