ホーム 新マガジン記事 カンボジアペット事情: 【カンボジアペット事情】昭和な職場 in カンボジア

カンボジアクロマーマガジンPP9号

東南アジア、特にカンボジアでも日本文化への関心が高まっていると感じる方も多いのではないでしょうか。私が運営しているJapan Animal Hospital(JAH)でも、日本の昭和時代の「働くことへの誇り」や「お客様第一」の精神をよく感じます。たとえば、スタッフに「無理しなくていいよ」と言っても、「飼い主さんが困るから」といって頑張り続ける姿を見ると、まさに昭和の価値観が息づいているなと思います。

私は群馬でも動物病院を運営していますが、現在の日本では規制や規則が増え、またパワハラの問題などが経営者を悩ませることが多くなっています。社員に無理をさせるどころか、もっと頑張ってほしいと思うこともありますが、若い世代はその厳しい環境を上手に利用して、無理せず効率的に働こうとする傾向もあります。(あくまで私の印象ですが)

一方で、タイやマレーシア、インドネシアの友人たちは、とにかく頑張って働いています。中には24時間勤務する獣医師もいるほどで、その仕事への熱意と勤勉さには驚かされます。それぞれの国に制度の違いはありますが、日本の生活がいかに幸せであるかを再確認する一方で、今のままではさまざまな分野で東南アジアに追い抜かれるのではないかと感じることも増えました。

カンボジアでご活躍されている皆さんも、同じように感じている方が多いのではないでしょうか?昭和の日本が持っていた「頑張る力」と現代の効率性をどうバランスさせるか、経営者としての悩みは尽きませんね。

そんな中、JAHスタッフとモンドルキリへの社員旅行を計画しています。バスに乗ってのんびりとした昭和の雰囲気を楽しむひととき、今の忙しい世の中で少しでも私は懐かしさをスタッフは新鮮な昭和を感じてもらえたらと思っています。

喜久田治郎

ジャパンアニマルホスピタル

カンボジアの獣医療発展や狂犬病などの伝染病撲滅活動に貢献する為、カンボジア獣医師の育成に取り組み犬猫を中心とした治療や動物愛護啓蒙活動を行っている。

OPEN: 9:00-17:00

Mail:japananimalh@gmail.com

TEL: 010 303 088

Facebook: japananimal


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