ホーム 新マガジン記事 カンボジアペット事情: 【カンボジアペット事情】カンボジアのペット保険事情

カンボジアクロマーマガジンPP8号

カンボジアでは、ペット保険の認知度がほとんどありません。これは、人間用の保険制度も発展途上であるため、仕方のないことかもしれません。

日本ではペット保険の加入率は、犬で約14%、猫で約9%とされています。これに対し、イギリスでは犬の加入率が約30%以上、猫が約20%以上と高い状況です。日本でもまだまだ普及途上にありますが、カンボジアではさらに遠い存在です。

カンボジアでは、保険会社がペット保険市場の小ささから参入を進めておらず、ペットオーナーも保険加入の必要性を感じていないのが現状です。しかし、日本も同じような状況を経て現在に至っています。

最近では、プノンペンなどの都市部でペットの健康管理に対する意識が少しずつ高まっており、ペット保険への関心も少しずつ増えてきています。これにより、保険が普及すれば、より多くのペットが適切な医療ケアを受けられ、飼い主にとっても安心な環境が整うことが期待されます。

ただし、カンボジアでは獣医師の資格や動物病院の運営に関する法律が整備されておらず、診療の質も一様ではありません。保険制度が根付くためには、商業的な基準だけでなく、技術的なレベルの向上と適切な認定が不可欠です。これが整わなければ、ペット保険の利用も難しいでしょう。

喜久田治郎

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ジャパンアニマルホスピタル

カンボジアの獣医療発展や狂犬病などの伝染病撲滅活動に貢献する為、カンボジア獣医師の育成に取り組み犬猫を中心とした治療や動物愛護啓蒙活動を行っている。

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