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カンボジアの宗教

カンボジア情報

国教は仏教であるが、自由に宗教が選択でき、イスラム教、キリスト教、アニミズムの者もいる。宗教の違いを理解し、信仰の妨げをしないように気をつけよう。

  • 宗教
  • 上座部仏教とクメール人
  • 民間信仰・アニミズムと少数民族
  • イスラム教とチャム族

宗教

現在、カンボジアの国教は上座部仏教(旧名では小乗仏教)と憲法で定められており、宗教全体の管理は宗教省が行う。90%以上(主にクメール人)の国民が上座部仏教徒である一方で、宗教の自由も認められており、国内にはイスラム教徒(主にチャム族)、キリスト教徒、独自の宗教を信仰する少数民族なども存在する。これらに加え、アニミズムも国民の暮らしに深く根付いている。
また、都市部を主に中華系カンボジア人も多く、中国正月を祝い、中華系の仏壇を置く家庭も少なくはない。

上座部仏教とクメール人

上座部仏教は、日本の主流ともなっている大乗仏教とは異なる。思想としては、大乗仏教の「信ずる者すべてが救われる」といったものではなく、「生きることは苦しみであり、出家をして功徳を積む者だけが救われる」という出家主義に基づいている。上座部仏教の中では輪廻の思想が重視されており、人々は現世の汚れを清め、来世でのよりよい身分への生まれ変わりを願い功徳を積む。
寺では経典や瞑想の修行の他、レベルの高い教育を受けられるために出家する男児も少なくない。出家をしない一般人は、僧侶への布施、寺院への寄進に貢献する。また、女性の出家は認められていない為、尼僧ではなく修行者(ドンチー)として寺へ奉仕する人もいる。

現代仏教寺院(パゴダ)

内戦終了後に改修、増築、建設された上座部仏教の寺院は、どれ程の数にのぼるだろう。宗教省のまとめによると、カンボジア全土に3,700を超す寺院があり、約63,000人の僧侶がいると言う。
多くの寺院は色鮮やかな壁画や装飾が施されている。壁画の内容は「ブッダの一生」を描いたものが大半で、続いて「地獄絵図」や「リアム・ケー物語」などが目立つ。中心には祭壇が安置され、その地域の住民たちが参拝に訪れる。中でも週に1度の仏日には、僧侶や寺院への捧物を手に、多くの人々が集う。
宗教活動が禁止されていた内戦時代から考えると、寺院の建設ラッシュは、平和の象徴と言っても過言ではない。

上座部仏教の僧侶たち

寺院では橙色の袈裟を身にまとった僧侶たちが日々修行や勉学に励んでいる。寺院を訪れるなら彼らの戒律と、こちらが注意すべきことを知っておこう。

この他、正午以降の食事、己を飾り立てる、喫煙なども原則禁止で はあるが、寺院により戒律は異なる。

一般人が注意すべきこと

常に人々の信仰の場であることを忘れずに!

民間信仰・アニミズムと少数民族

大半のクメール人は上座部仏教を信仰している。それと同時にネアック・ター(土地神、祖先神)といったアニミズム(精霊崇拝)も深く根付いている。ネアック・ターは小祠に祀られていることが多く、民家の庭では果物や線香が供えられた小祠を頻繁に目にする。その他、川や山などの自然にも精霊が住むと考えられている。
特に、ラタナキリ州やモンドルキリ州といった丘陵地帯に住む少数民族は、それぞれ異なる独自の文化や言語を持ち、伝統的なアニミズムを強く信仰している。祭事には、水牛を生贄にする儀式がある等、クメール人とは異なる習わしが存在する。

イスラム教とチャム族

カンボジアにはおよそ2%のイスラム教徒であるチャム族が暮らしている。彼らは、モスクを中心としたチャム族の集落に住み、多くの子供はチャム族の学校へ通う。
また、イスラムの戒律通りに1日5回、メッカの方向へ礼拝を行うため、漁業のような時間の拘束があまりない仕事に就く。民族性は比較的穏やかなのだが、異なる生活様式が一因となり、クメール人社会への進出は厳しいとされている。


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