カンボジアの政党
内戦時代に軍隊として活躍した各組織が、90年代初頭に政党へと形を変えた。97年の武力衝突後に強くなった人民党の優位は今も変わらず、安定している。
政党
内戦が落ち着き始めた1980年代から90年代初頭にかけて、現在の政治体制が整い、主要な政党が生まれた。特にポイントとなったのがパリ和平協定（カンボジア紛争の包括的政治解決に関する協定）の調印であった。主要政党では与党としてカンボジア人民党、フンシンペック党、野党としてサムランシー党などが挙げられる。他に約20の小中の政党があり、人権党、民主連盟党、ノロドム・ラナリット党、社会正義党、クメール愛国党などがある。
カンボジア人民党 / Cambodian People’s Party (CPP)
クメール語：Kanakpak Pracheachon Kampuchea, KPK
名誉議長：ヘンサムリン 議長：チアシム 副議長：フンセン
サムランシー党 / Sam Rainsy Party
クメール語：Kanakpak Som Raeangsee
議長：サムランシー
もともとフンシンペック党幹部であり、財務相を務めていたサムランシーだったが政権の汚職批判を行ったため、ノロドム・ラナリットより党を追放された。そして1995年に自らクメール国民党を結成したが、その後サムランシー党へと改名した。現在、カンボジア人民党に次ぐ議席を有する。
フンシンペック党 / Funcinpec Party
フランス語 ”Front Uni National Pour un Cambodge Independant, Netutre, Pacifique, et Cooperatif”を略したもの。「独立・中立・平和・協力のカンボジアのための民族統一戦線」の意。
議長：ケオプットラスメイ
その他の政党
人権党 （Human Rights Party）-2007年創立 議長：ケムソカ
ノロドム・ラナリット党 （Norodom Ranariddh Party）
-2006年創立 議長：チムシアックレン
民主連盟党 （League for Democracy Party）
-2006年創立 議長：キムベソナ
カンボジア国家維持党 （Cambodian National Sustaining Party）
カンボジア社会民主党 （Cambodian Democratic Society Party）
ハンダラ民主運動党 （Hang Dara Democratic Movement Party）
クメール反貧困党 （Khmer Anti-Poverty Party）
クメール民主党 （Khmer Democratic Party）
クメールフロント党 （Khmer Front Party）
クメール改善党 （Khmer Improvement Party）
クメール好きクメール党 （Khmer Loves Khmer Party）
カンボジア・クメール国家党 （Khmer National Party of Cambodia）
クメール中立党 （Khmer Neutral Party）
クメール共和党 （Khmer Republican Party）
ライス党 （Rice Party）
インドラブッダ都市党 （Indra Buddra City Party）
クメール愛国党 （Nationalist Khmer Party）
社会正義党 （Society of Justice Party）
カンボジア民主団結党 （Union of Cambodian Democrats）
カンボジア人民連合党（United People of Cambodia）
＊すでに閉党されたものも含む
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