まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

2021年１月から2023年3月まで、2年余りお世話になった補習校。コロナで色々大変だった前半も、学校に通えるようになって楽しかった後半も、私たち親子にとっては大切な学習の場であり、コミュニティでした。

バンコクやニューヨーク等と違い、日本の学習塾はほぼ無いプノンペン。いずれ帰任し、日本の学校に戻るけれどもあえてインターナショナルスクールを選択している中、日本のカリキュラムに沿った学習ペースを作るのにとても役立ちました。

毎週の授業や宿題、漢検へのチャレンジ、朝の読み聞かせや図書室で借りた本。補習校での学びがあったからこそ、帰国した今、何とかなっている（多分！）。そして帰国2か月後にあった初めての日本での運動会。4年生の演目はまさかの「よさこい」。補習校のおかげでよさこい通算4シーズン目の娘が、自信を持って立派に踊りきったのは言うまでもありません。

そしてお友達。小さな学校の小さなクラスで一緒だった同級生のお友達は帰国しても仲良し（写真は補習校時代と日本での再会時のもの）。同じ国での経験を、お互いに率直に語れる時間は今でも貴重なようです。最後は親も含めてみんなで「また戻りたいね～」とカンボジアを懐かしむのが鉄板です。

校長先生をはじめ、学校だけではない経験を様々持つ素敵な先生方と、これまた多様な保護者が一緒につくる学校の経験と沢山の想い出。宝物です。マンゴーの季節が近づく今、日本で「補習校のマンゴーおいしかったね！学校にマンゴーの木ってすごいよね！」と話をしています。

亀井温子（元在校生保護者）