まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

スイーツおじぃも柄ではないがインスタとやらもチェックしていたりする。プノンペンの最新スイーツ事情が満載だからだ。そこで見つけたのは素晴らしい写真ばかりが掲載されているThe Muffin Man。スイーツおじぃクラスになると写真を見るだけでクオリティーの予想がだいたいつくものだ。

来店するとキラキラしたマフィンやケーキの数々。トッピングの食感や焼き加減の仕上がりが見るだけで伝わってきて、躍る心が止められない。未食でもクオリティーの高さはすでに確信に変わっている。店名からしてマフィンはマストだが、種類があり過ぎる上どれも特徴が際立っていて何を選んでいいか分からずショーケースの前に呆然と立ち尽くしてしまう。たまにカフェなどで見る一応置いているだけのやっつけのスィーツとは異なり過ぎる完成度の次元がビンビンに伝わって来る。

まず提供されたラテの精度（アート、フォームの量、舌触り、ミルクとコーヒーのバランス、コーヒーフレーバーの重み、温度等）がかなり高く、全く隙がない。この時点で先程のクオリティーへの確信がむしろ自信にまで高まっている。

そこでまず頂いたのは人気No.1というブルーベリーマフィン。しっとりとふんわりを兼ね備えた生地に爽やかなブルーベリーの酸味と上部のざっくり食感が抜群の安定感。アップルクランブルパイは温められ、シナモンの香り高さが漂う上、一口頂けばとろっとろのりんごのコンポートに薄いさっくりしたパイ生地、ゴリッゴリのアップルクランブルが相まった素晴らしいハーモニー。キャラメルバスクは舌先から脳天に最速で響くキャラメルの香ばしさとチーズケーキの濃厚さのパンチ力がヘビー級。

どれもこれも逸品揃いの当店、しばらくは相当な頻度で通うことになりそうだ。

The Muffin Man：https://maps.app.goo.gl/EDCPHjiREiGdEWPL7