ホーム 新マガジン記事 カンボジア保険のお話: 【カンボジア保険のお話】 大切な物、補償対象に含まれていますか?

カンボジアクロマーマガジン0号

「火災保険っていくら?」と聞かれることがあるのですが、火災保険は一般的な物と違って定額で販売しているものではなく、いわゆるオーダーメード方式で、保険をかけたい物とその金額によって変わってきます。そして、保険をかけた物とその金額は、そのまま補償対象として保険証券に明記されることになります。

以前、工場の建屋と製造に関わる機械類等のみに保険をかけていて、いくらお勧めしてもオフィスの建屋や設備等には保険をかけない、という会社がありました。ある日、この会社でボヤ騒ぎがあり駆けつけたところ、原因はオフィスのサーバールーム内にあるエアコンから出た水滴で、この水滴が部屋の空気を循環させていた扇風機のコンセント部分に伝わり扇風機が発火し炎上、そしてサーバーに燃え広がったものでした。幸い、朝早く出社した従業員により発見されたため、大事にはいたりませんでしたが、サーバーは使用不可となり、サーバールームも原状回復が必要となりました。

この時、使えなくなったサーバーの修理もしくは再購入費用、また、サーバールームの修繕費などを保険請求したい、ということになりましたが、先述した通り、この会社ではオフィスの建屋、設備等には保険をかけていなかったため、残念ながら、保険をそもそもかけていない物については保険請求自体ができないということをお伝えするしかありませんでした。

不思議なことに、保険をかけていない物や保険が切れている時に限って、何かが起こったりすることが多々あります。大切な物には必ず保険をかけ、保険期間についても切れることがないように、保険会社から更新の案内が届いたら、早めにお手続をされるようお勧めします。

濱口 有知子

 

バンコク・インシュランス(カンボジア)

三井住友海上が直接出資している、カンボジアで唯一日系の資本が入った損害保険会社。

TEL: 088-788-6610(濱口)

営業時間: 8:00 ~ 17:00(月~金)

Mail:ayano@bkicambodia.com

WEB:https://www.bkicambodia.com/


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