ホーム 新マガジン記事 A Journey of Cambodian Art: 【A Journey of Cambodian Art】YSA(ヤマダスクールオブアート)の カンボジアで活動する意義

カンボジアクロマーマガジンPP13号

1994年、私は日本画家として初めてカンボジアの地を踏みました。アンコールの遺跡、美しい自然、そしてそこで出会った人々のまっすぐな瞳に、私は心を奪われました。この国には、計り知れない美しさと、未来への大きな可能性が秘められています。

日本では30年以上にわたり、画家として美術教育に携わり、幼稚園から高校、大学、さらには文化財の復元まで幅広く指導と制作に関わってきました。その経験を通して私が確信していること。それは、芸術には人を育て、社会を変える力があるということです。

カンボジアには、体系だった美術教育の仕組みがまだありません。だからこそ私は14年前、この国の子どもたちや若者たちが、自由に表現し、夢を描く力を育てられる場を作ろうと決意し、アートスクールを立ち上げました。

◉ アート教育の社会的意義
 自身の考えで創造することは、自己肯定感と自信、そして人生を切り開く原動力となります。私たちは、アートを通してカンボジアの未来に新しい社会の礎を築こうとしています。これからも、美術の力で若者たちの可能性を解き放ち、未来のカンボジアを創り出す支えとなってまいります。

◉ 今なぜ美術教育が必要か
今こそカンボジアで美術教育を拡大する絶好の機会と考えます。コロナ禍を乗り越え、経済的にも徐々に安定してきている中、都市部を中心ではありますが「教育」や「文化的な価値」に対する関心が急速に高まってきています。特に若い世代の親たちの間では海外の質の高い教育や文化を子供に学ばせたいというニーズが強くなっていると思います。

私たちのアートスクールはその責任を担いながら美術教育をより拡大をしていきたいと思っています。そして貧しい地方の子供達にもその教育を還元していきたいと強く思っています。私たちはその拡大に向けて、賛同をして頂ける出資者を募っています。コンポン・チャム、コンポン・トム、そしてプノンペンで2校目を計画しています。すでにシェムリアップは2年前に開校しました。これからも美術教育を広めるために、多くの子供たちに学びの場を提供していきます。ご連絡をお待ちしています。

山田 隆量

ヤマダ スクール オブ アート / シェムリアップ アンコール

「カンボジア人アーティストの展覧会」「子供絵画展覧会」を企画(年1回)
地方の学校で美術の授業を無償提供(年数回)。海外(特に日本の公募展)へ出品。
最近では日本カンボジア70周年記念事業として「世界に飛躍するカンボジア芸術」をRosewood Phnom Penh 35 階ギャラリーで4ヶ月開催。

 

営業時間:8:00 ~ 17:00
電話:081-399-926
メール:angkortakakazu@gmail.com
Facebook:yamadaschoolofart

 


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素敵なカンボジアに出会う小旅行へ―The trip to encounters unknown cambodia