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カンボジアクロマーマガジン28号

人生迷走中
第11回:深夜のインスタント焼きそば
クーロン黒沢(くーろん・くろさわ)

 

何度直そうと思うも20年越しで直らない。会社勤めでもないのですでに諦めているが、私の生活習慣は自分でもいかれてると思う。

起きるのは昼の1時、2時。寝るのは翌朝6時ごろ。仕事が詰まると7時、8時になることも……。プノンペンでもNHKが見られるけど、明け方テレビをつけると日本道路交通情報センターの人の声で鬱になってしまうので、基本的にテレビは見ない。

さて、プノンペンで暮らす夜型の人間に共通する悩みがひとつある。朝ごはんを午後4時。昼ごはんを夜8時ごろ食べる人にとって、夕食時と言えるのは深夜1時、2時ごろ。この時間帯、私は猛烈に腹が減り、神経が過敏になる。

日本なら最寄りのコンビニかオリジン弁当で何か買えば良いが、プノンペンじゃそうはいかない。私の暮らす某地区は繁華街からはずれた場所にあって、深夜に 開いてる屋台もなければ、あっても衛生的にヤバそうな店ばかり。コンビニの惣菜パンも、お世辞にも美味しそうとは言えないし、2日続けて食べたいと思う代 物でもない。

 ここ最近、夜食(実は夕食)はインスタント焼きそばと決めている。屋台の焼きそばは近所にないので、男らしくインスタントだ。

健康に悪いとどれだけ罵られようが、今の生活に焼きそばは欠かせない。毎日きちんと運動して、酒も呑まない私。一日一回焼きそばを食べるくらい、大目に見ていただきたいものである。

銘柄だが、プノンペンでも一平ちゃんをはじめ、日本の焼きそばが入手可能。しかし、レストランで食べるのと変わらないほど高いのでこれはパス。

続いて、タイ日清製のカップ焼きそば(市内のスーパーで70セント)。コストパフォーマンス的には許容範囲なれど、ゆでて湯切りしてソースをかけるだけなので、食感ぬめぬめ、焼きそばを喰ってる気がしないのが難点。これもパス。

そんな、インスタント焼きそばに限ってうるさい私がお勧めするのは、インドネシア製の激安袋焼きそば「ミーゴレン」。ラッキースーパーで1袋30セント。 ローカル系スーパーなら1袋何と20セント。20円ですよ、20円! この商品によって誰がどれだけ儲かっているのか、一年くらいかけて徹底的に調査してみたい。それほど安い。

激安だけど中身はまとも。乾燥麺に二種のソース。オイル。スパイス。揚げ玉が同梱されている。

フライパンで麺を茹で、ほぐれてきたら湯切りして、ソースとオイルを加えよく混ぜ、1分間ほど軽く炒める。そして食べる直前にスパイスと揚げ玉をふりかけ、ささっと混ぜて一丁上がり。

二袋も食えばまず満足。もう少し具があれば80点を進呈したいが、20円ですから。20円。二つ食っても40円。毎日喰えとは言わないが、たまにはこんな夜食もお試しあれ……。


クーロン黒沢(くーろん・くろさわ)

プノンペンの土を踏んで早十うん年。
著書に「裏アジア紀行(幻冬舎)」「エネマグラ教典(太田出版)」「乱世のサバイバル教典(太田出版)」「デジタル・スーパースター列伝(ILM)」など。生活のため、日々冒険を続けてます。新刊「アジアの路地裏に魔界を見た!」ほか、アマゾン・キンドル専用の海外脱出情報誌「シックスサマナ」発売中。
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