カンボジアクロマーマガジン15号
クメールフルーツ大百科
か
柿 英語:Persimmon クメール語:トンロップ
主に中国や韓国から輸入されている。ビタミンCが多くで1個で一日分を取得できる。他にもビタミンB1・2、カロチンも豊富。都市部のスーパーでは時々干し柿も売っている。
10~12月| 6000R/kg| 輸入
カシュー 英語:Cashew クメール語:スワイチャンティ
カシューナッツとして有名。果実はカシュウアップルと呼ばれ、食べることができる。しかし匂いが独特であり、あまり好んで食べられない。砂糖を加えてジュースやジャムにすることもある。
2~4月|1500R/10個|全国
カニステル 英語:Canistel クメール語:セダー
外見は渋柿のようだが、粉質で水分が少なく、ゆで卵の黄身や蒸かした芋のような食感であることから、エッグフルーツなどと呼ばれる。味は甘いが、歯にこびりつくような感じとスイカのような青臭さもある。
2~4月|3000R/kg|全国
キンキジュ 英語:Manila Tamarind クメール語:オンプルタック
螺旋状のエンドウ豆のような容姿で黄緑色や赤などがある。長さは10cm程。完全に熟すと莢が割れ、白い果肉(種衣)が出てくる。ひとつの莢には5個から7個ほど。ほんのり甘い。市場であまり見かけない。
10月~12月|500R/房|不明
グアバ 英語:Guava クメール語:トロバエク
品種は多様だが、ここでは卵大の大きさのものが多い。カンボジアでは青く硬い歯ごたえのあるものが好まれ、皮ごと唐辛子に塩胡椒を混ぜたものをつけて食べる。ビタミンCが豊富でレモンの3倍ある。
通年|3500R/kg|全国
くずいも 英語:Yam Bean クメール語:ペックオ
マメ科の植物の根っこで見た目は芋だが、果肉は白く、味は梨によく似ている。少し繊維質が強いが、甘みがありシャキシャキとした歯ごたえだ。野菜として炒めたりもする。市場より路上屋台でよく見かける。
通年|4000R/kg|全国
ココヤシ 英語:Coconut Palm クメール語:ドーン
欠かすことのできない重要な果実。タックドーンと呼ばれる実の中のジュースは栄養価が高く、特に病中・疲労時、妊娠中等に良いとされる。内側の柔らかい白い果肉部も食用で料理やデザートに使われる。
通年|1500R/個|カンポット, 全国
果物のお供 「オンバルマテッ」
オンバルマテッとは刻んだ生唐辛子、塩、砂糖、味の素をまぜたもので、カンボジア人はこれをつけて果物を食べるのが大好き。といっても果物全てではなく、主に酸っぱい果物―青いマンゴー、ざぼん、グアバ、パイナップル、サントールなど―だ。カットフルーツの路上屋台では、買うと必ず「オンバルマテッ」をつけてくれる。美味しいかどうかは個人の味覚に任せるが、一度試してみるのもいいだろう。(カットフルーツは衛生上問題があることもあるので、食べる際には注意してください。)