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カンボジアクロマーマガジン26号

各国のフリーペーパー編集部がコラボしてお伝えするアジアン便り。今回は、各国のお祭り事情です。

タイ Thailand

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 水鉄砲を片手に水掛けに参加する青年

タイ正月ソンクラーン

 

タイ国内の最大行事といえば、4月の水掛け祭りこと「ソンクラーン」だ。毎年4月13日から15日の3日間だが、週末や有給を絡めて5~7日間の長期休暇にするケースもある。出稼ぎに来ている人たちは一斉に帰郷、貴重な連休を旅行にあてる人も少なくない。元々は旧正月であり、最も暑くなる4月に家族や年配の方を敬ったり、涼しくなるようにと少量の水をかけるものであった。
 伝統の小さな桶がいつしからか、水鉄砲、ドラム缶状のバケツいっぱいに溜めた水と洗面器、水道から直接ホースを使うなど水の掛け方もエスカレート。一度にかける量ももちろん多くなり、水掛け合戦となった。
 首都バンコクで最も激しく水を掛け合うのがバックパッカーの聖地として知られるカオサン通り、昼はビジネス街として夜は旅行者が集う歓楽街となるシーロム通り、そしてタイの若者が集うクラブの密集エリアRCAの3カ所だ。これらのエリアに近づくと濡れずにすますことはまず不可能と考えても良い。
 濡れるのがイヤな筆者は水掛けを敬遠しがちなのだが、4月の猛暑と参加したあとの爽快感に惹かれて、また次回も水鉄砲を片手に参戦するだろう。

ライター:結城レオ(ダコ)
http://dacolab.daco.co.th/tvdaco/

 

 ときにタイ初心者用にサラリと上澄み情報を。ときに在タイ数十年の古株でも、気にはなっていたが知らなかった事実を白日の下に。1998年5月の創刊以来、無料の情報誌でありながら、硬軟とりまぜた毎号の特集のバックナンバーが書店で正規ルートとして売られ、不埒な輩は街でゼロで仕入れてネット上で500円以上で密売するという、内容以上に役立つこともある情報誌です。

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ベトナム Vietnam

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決勝戦当日は全国各地から多くの人が集まる

ドーソンの闘牛祭り

 「闘牛」というとスペインを思い浮かべるが、ベトナムにも闘牛祭りがある。もっとも有名なのが北部ハイフォン(Hai Phong)郊外の小さな町、ドーソンの闘牛祭りだ。毎年旧暦8月9日に行われ、2012年は9月24日に開催された。祭りは数日間にわたって予選が行われ、勝ち抜いた16頭の水牛が決勝へ進む。決勝当日、会場のドーソン競技場は観客の熱気に包まれ、決勝に勝ち進んだ水牛たちも真剣そのもの。観客席と競技場が近いため迫力も満点だ(興奮した牛が客席に突っ込んでくるのではないかと内心はヒヤヒヤ)。普段は水田で草を食みながらのんびり働く姿しか見せない水牛たちの、新たな一面が見られる。優勝した牛は、その場で解体され、縁起物として販売される。
 ちなみにドーソン以外にも、北部ハザン(Ha Giang)省で闘牛祭りが行われている。ハザン省の闘牛祭りはもともと少数民族の祭りだったそうだが、近年は全国から水牛を持ち寄られ、優勝すると賞金がでるのだとか。

ドーソン闘牛祭り/Hoi Choi Trau Do Son    
開催日:旧暦8月9日
会場:ドーソン競技場
住所:274 Ly Thanh Tong St., Do Son Commune, Hai Phong

ライター:大久保民(ベトナムスケッチ)
http://www.vietnam-sketch.com

 ベトナムの生活・観光情報を余すところなくお伝えする、ベトナム初現地日本語情報誌。A4サイズにリニューアルし、内容もさらにパワーアップ。ハノイ、ホーチミン市、ダナンなど、ベトナム全土の旬の話題をご提供。

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ラオス Laos

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伝統的なバナナの葉タイプ。デコレーションは近代化している。カップルで行くので、ハート型もある。

ラオスのお祭り  ライ・フア・ファイ

 

 「雨安居」と呼ばれる仏教の修行期間が終わる日、ラオスでは、ライ・フア・ファイという行事が行われる。元々バナナの葉で作った円状の船に蝋燭を立てて、メコン川に流していた。メコンには龍神が棲むと信じられていて、人々は幸福を祈願し、それぞれの願いを託して、そっと川辺から器から手を離す。暗闇のメコン岸に蝋燭の灯りが幻想的だ。
 古都ルアンパバーンは、旧王制の中心地であったからか、特に盛大な装いで街中が彩られる。その目玉の一つが、村対抗で行われる巨大灯籠によるパレード。市内を練り歩き、寺院で一度集合した後、一艘ごとにメコンに放たれる。その美しさを競う村対抗ということで、地元民は盛り上がる。しかし、伝統行事ゆえに多額の賞金があるわけではなく、最近、制作に時間と金が掛かることから、村だけでは手に負えず、企業がスポンサーになる所も増えてきた。 
 元々、自然の材料が多かったのだろう。昔は時間も掛けることができた。最近では、便利な道具が増えたので、購入をする。自然資材もお金で買わなければならない。掛けるのは時間、資金、労働力、そしてプライド。伝統行事も商業的に生まれ変わるべき転換期かもしれない。

ライター:森卓(テイストオブラオス)
http://www.yyisland.com/yy/laos/

 2004年創刊の季刊日本語無料情報誌。首都ビエンチャン、ルアンパバーン、パクセーを中心に配布。日本、タイ、ベトナム等、一部国外へも配送している。日本人にはあまり知られていないラオスという国を伝えたい、そんな思い込めている。
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カンボジアCambodia

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揃いのユニフォームに身を包んでレースに挑む

今年こそは…水祭りアゲイン

 

   カンボジアの年中最大行事といえば「水祭り」。水祭りはタイなど近隣諸国の「水かけ祭り」とは違い、手漕ぎのボートレースをメインイベントとした競漕祭である。例年雨季が明けた11月頃、陰暦12月の満月の日を中日とした3日間催される。古くはアンコール時代、トンレサップを攻め上がってきたチャンパ軍をクメール軍が打ち破ったことを起源とすると言われており、中日の夜は、灯篭流しをしてオンボックと呼ばれる収穫したての炒った米を食べてお月見をする。トンレサップ湖、メコン川という二大水系の恵みを受ける農耕国カンボジアならではの伝統行事である。
 ボートレースはカンボジア各地で催されるが、最大はプノンペンの王宮付近で行われるもので、期間中は全国から見物客が数百万人訪れ、プノンペンの街は人で埋め尽くされる。
 しかし、ここ2年連続で水祭りの開催は見送られている。2011年は9月~10月にかけて過去最大の洪水に見舞われ、死傷者を多数出した。その追悼と対策費捻出のため水祭りは中止。2012年は10月15日にシハヌーク前国王が崩御され、喪中期間と重なったため中止。偶然とは言え、2年続いての延期は異例中の異例。2013年こそは華やかな水祭りが開催されることを願う。

ライター:矢羽野 晶子(クロマーマガジン)
https://krorma.com/
http://www.facebook.com/krorma

 カンボジアはシェムリアップ発、「使って便利、読んで楽しい」がコンセプトの無料季刊誌。アンコール遺跡情報はもちろん、どこに行こう、何食べよう?という時にバックに忍ばせておくと便利なガイドブック。2013年は日カンボジア修好60周年。ますます熱いカンボジアへいらっしゃ~い。
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フィリピン Philippine

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レチョンを持ち寄りパレードの準備

ちょっとグロい?フィリピンのユニークな「レチョンのパレード」

 

   フィリピンと言えば「フィエスタ(お祭り)! 」と言っても過言ではないくらい、フィリピン人とお祭りは親密な関係です。もともと陽気なフィリピン人は、大勢で集まって盛大にお祝い事をしたりして楽しむことが大好き。結婚式やクリスマスなどもフィエスタの側面があります。
 フィリピンは7000以上の島々からなる群島国家で、フィエスタの種類、歴史も多種多様です。華やかな衣装を身にまとい、家々を飾り…と、いかにもお祭りらしいものが目立つ中、異彩を放つのが“レチョンのパレード”という意味の「Parada ng Lechon(パラダ・ナン・レチョン)」です。レチョンとは豚の丸焼きのことで、おめでたい行事には欠かせないフィリピンを代表する料理の一つです。作り方はいたってシンプル。豚を絞めた後、内臓を取り出し、皮を処理します。竹などの長い棒を口から突き刺し、炭火で3~5時間じっくりと焼きます。味付けは塩コショウのみとシンプル。身から出る油が皮を飴色に焦がし、そのパリパリの皮とプリプリのやわらかくジューシーなお肉は絶品!
 もとはキリスト教に由来するお祭りですが、次第に持ち寄られるレチョンが注目され、それに服やアクセサリーを身につけさせ、フィリピンのセレブやスターを模した仮装までさせるようになりました。パレードの最中に水をかけ合うシーンがあるので、レチョンも服の上からラップで巻かれます。日本人からすると「食べ物に服を着せるなんて…」と思いますが、そこはご愛敬。このお祭りで消費される豚は200頭余りとか。パレードが終わった後のレチョンはもちろん、人々の胃袋の中へ…。お祭りの後の賑やかな食事にも華を添えてくれる、一石二鳥なレチョンなのでした。

ライター: フィリピンプライマー編集部 A

「写真提供/alaehfestival.com、batangas.gov.ph」
http://primer.ph

ライフスタイル関連の情報を中心に、フィリピンのあらゆる情報を網羅した比国で初の日本語情報誌(月刊・無料)。フィリピン生活を快適に過ごすアイディアや情報満載のウェブサイトも運営しています。
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インドネシア Indonesia

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最近ではオゴオゴも随分モダンになっており、邪悪だけではない、ヒーローを象ったり、ユニークなデザインも増えている。

新年ニュピと前夜祭のオゴオゴ

 

 通常新年とあれば、賑やかに祝うという習慣があるが、バリヒンドゥー教サカ歴の新年ニュピは世界でも大変珍しい『静寂の日』と言われる。お祭り騒ぎをしないお祭りだ。ニュピの日は、島内で一切の電力使用が禁止され、町は静寂に包まれる。伝統的儀礼としてはバリヒンドゥー教徒達は家族揃って断食、瞑想を行う。電力が軸となる現代で信じがたい話だが、この時期、外国人観光客も例外ではなく、ホテルの中では最小限の電気使用の制限のもと電気は点され自由に過ごすことができるが、ビーチや路上、外出することは一切禁止される。空港も終日閉鎖されフライトもない。唯一の例外は、生命に関わる状態と出産に関わる緊急車両のみ。 2013年のニュピは3月12日(火)。この新年の目玉となる催し物、ニュピの前夜祭があり『オゴオゴ』と呼ばれる出し物が町中を練り歩く。『オゴオゴ』とは、負の要素や邪悪な霊を象徴する巨大な人形(悪魔の像)神輿が竹と紙で作られ、村を練り歩きされた後、グルプックの儀式によって、指定の場所で燃やされる。地界の邪気や邪悪を追い払う浄化の祭りで、このあと新年を迎える、というわけだ。日本でも節電と提唱される中、1年に一度の、このレアでスピリチュアルな体験をしてみてはいかが?

ライター:吉田陽子(アピ・マガジン)
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2002年4月バリ島にて創刊。2009年からクーポン付きマガジンとしてサイズも大きくリニューアル。2ヶ月に1回(奇数月15日)発行。バリ島を中心に、ジャワ島、スラウェシ島、ロンボク島などインドネシア中の観光情報や最新情報を紹介中。地元編集部ならではの土着したインドネシアでの生活術、地域密着情報まで、インドネシア人スタッフと力を合わせ、日々取材に走り回っています。
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インド India

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お菓子メーカーがこぞって販売する「ディワリギフト」がマーケットにならびます。

過激なインドの新年祭!「ディワリ」

 

 インドで最も大きなお祭りと言えば「ディワリ」。インド歴7番目の月のはじめの日に行われます。西暦でいうと大体毎年10月末から11月前半辺りになるようです。
 このお祭りがインド人にとってのお正月。日本と同じくお祭り前になると大掃除をしたり、ギフトを買ってお世話になった人たちに配り歩く「お歳暮」のような習慣もあります。
 このディワリは通称「光のまつり」とも呼ばれ、いつもは薄暗いインドの夜もこの日ばかりはどこもかしこも電飾だらけ。街全体がテーマパークになったかのようにキラキラ輝きます。また、当日の夜にかかせないのが「爆竹&花火」。子どもの頃、「花火をやるときは広い場所で、バケツに水を入れて、振り回さないように…etc」なんて注意を受けたものですが、ここインドでそんな常識は通用しません。密集した住宅街のど真ん中でみんな爆竹をいっせいに鳴らし、手持ち花火のみならず、ロケット花火や打ち上げ花火なんかもガンガン打ち上げます。その日の夜は外から来る煙で部屋の中が真っ白に。気が付けば飛んだ火の粉で洋服に穴が空いてたり…。新年のあいさつは「ハッピーディワリ!!」来年は過激でドハデなインドの新年を体験してみては!?

ライター: 飯島綾子(月刊Chalo)

http://gekkanchalo.com

インドのデリー、グルガオンエリアの最新情報をご提供する、日本語の月刊無料情報誌です。レストラン、SPAなどの生活情報に加え、不動産仲介業、会計事務所などビジネス向けの情報も掲載。バラマキみやげにぴったりなタージマハルの形をした紅茶クッキー(個包装)の販売もしております。2013年4月より南インドのチェンナイ&バンガロール版も創刊予定!!ajian_30_3

香港 Hong Kong

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お嫁さんの実家から迎え入れる儀式 Bukeanの一部。

大坑の舞火龍

 中秋節(旧暦8月15日)には様々なイベントが催される。その中でも独特なイベントの一つが、ダイハン(大坑)で催されるファイヤードラゴンダンス。その光景はまさに壮観の一言。近代的都市の中で現代に息づく伝統的な香港の儀式を見ることができる。何千もの燃える線香がさされた約70メートルにも及ぶドラゴンを模した人形が、銅鑼灣の大坑の裏通りを練っていく。線香の炎の煙に浮かぶその姿は圧倒的迫力。
 この行事の由来は1880年の中秋節の前日に香港が台風に襲われた時にさかのぼる。大坑村は大きな被害を受け、家の裏で飼っていた家畜はニシキヘビの餌食となってしまった。そこで、住民はそのニシキヘビを殺したのだが、台風通過後にそのニシキヘビの死体が消えるとともに、感染病が発生し大勢の村民が死亡した。当時、ニシキヘビは竜王の子どもだと考えられており、ニシキヘビを殺した復讐として伝染病が起こったのだと村民は考えた。そこで、神に助けを求めるべく、台風を起こしたであろう海の竜王が恐れる「火龍」を作り、病気がなくなるようにと3日3晩踊り続けたところ、伝染病が消えたという言い伝えがある。

PPW編集部

『ぽけっとページウィークリー』は、香港・広州、深圳をはじめ華南地区に滞在する日本人に日系及びローカル企業、飲食店やビューティーサロンなどのさまざまな情報を発信する無料ウィークリーニュースペーパーです。地元ではPPWとして愛されています。


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