ホーム 過去のマガジン記事 アジアン便り: お題 : 正月事情

カンボジアクロマーマガジン37号

各国のフリーペーパー編集部がコラボしてお伝えするアジアン便り。今回は、各国の正月事情です。

フィリピン  Philippines

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新年の幕開けを祝い夜空に輝く花火

騒ぐが勝ち!大音量で迎える賑やかなフィリピンのお正月

 

 フィリピンのお正月はすごく賑やか!キリスト教徒が90%以上を占めるフィリピンでは一大行事であるクリスマスの盛り上がりをそのままに、年末を迎える。ニューイヤーの数日前から、「パン!」という爆竹音が頻繁に聞こえてくる。当日0時になり新年を迎えると、そのボルテージは最高潮に!爆竹や花火、車のクラクション、ブブゼラに似た「トロトット」と呼ばれるラッパの音、人々の歓声などの入り混じった爆音が辺り一帯に響き渡る。大きな音を出すのは、中国伝来の文化で魔除けのためだそう。盛り上がるライブ会場のような大音量のため、近くにいる人とも大声で話さなければならないほど!街中が花火の煙でいっぱいになり、けが人や死者も毎年いるのだという。
 また、多くの家庭では大晦日の夜から親戚たちが集い、皆で食事をとりながら新年を迎える。この慣習は「メジャ・ノチェ(Media Noche))」(スペイン語で「真夜中」の意味)と呼ばれ、その名の通り深夜0時から祝いの食事を始める。日本の年越しそばと同様に、長寿を願ってスパゲティーやパンシット(焼きビーフン)を食べるのは一般的だ。他に、ミカンやリンゴ、スイカといったお金を連想させる丸いフルーツを集めて正月を迎えるのも、縁起が良いとされている。
 活気溢れるフィリピンで正月を過ごせば、そのエネルギーで今年一年も元気で過ごせそうだ!

 

文:プライマー編集部

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ベトナム  Vietnam

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獅子舞やドラゴンダンスもテトの風物詩

街の喧騒がウソのよう?ベトナムの旧正月テト

 

 ベトナムの旧正月テト(Tet)は、ベトナム人にとって一年の中でも最も大切な行事。新暦の正月は元旦だけが祝日なのに対して、テト休みは、その年によって異なるものの1週間から10日間。有給休暇を使えば2週間以上休みが取れる年もあるほどだ。年間の祝日数が片手で数えられるほど休みが少ないベトナム(連休も少ない!)だが、テトは一年で最もなが~い貴重な休みなのである。この時期、都市に出稼ぎに来ているベトナム人は、ほとんどの人が田舎に帰るのが一般的。そのため、ホーチミン市やハノイでは、市場はもちろん、スーパーマーケットまでも大晦日、元旦と休みに入るところが多い。三が日、特に元旦の昼間の市内は、普段のオートバイで溢れかえっていた喧騒がまるで嘘だったかのような静けさに包まれるのだ。
 そんなベトナムの正月。古くから伝わることわざに「元日は父のテト、2日は母のテト、3日は先生のテト」というのがある。元日は父親の実家に親族が集まって先祖にお供えをし、2日は母親の実家で家族のきずなを深め、3日はお世話になっている先生をはじめ知人を訪ねる、というテトの過ごし方があらわされているのだ。元旦の昼間に、街から人気がなくなるのも、こんな風習が根付いているからなのかもしれない。

 

文:大久保民(ベトナムスケッチ編集部)

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