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若手芸術家による展覧会「アーティノヴェーション・カンボジア! 」開催

気鋭の若手カンボジア人芸術家をフィーチャーした絵画と造形作品の展覧会「アーティノヴェーション・カンボジア!」をプノンペン、ボパナ視聴覚リソースセンターにて開催致します。

 

出品アーティストは、日本画家山田隆量およびヤマダアートスクールで芸術を学び、現在はカンボジアのみならず世界の舞台でも評価を受け始めている二十代の芸術家8名で、最新作の発表が予定されています。

 

出品アーティスト名(順不同)

トン・ディナ/THUN Dina ; イム・ピセイ/IM Pesey ; セン・ヴィサル/SENG Visal; スゥ・キムサン/SOU Kimsan ; ニェィム・ソピアップ/NHEM Sopheap ; スリァン・ピセイ/SREANG Pisey ; ホーン・サモン/HORN Samon ;ヴァェン・パンナ/VEN Phanna ; 山田隆量/YAMADA Takakazu

オープニング・レセプションへのお越しをお待ち申し上げております。
オープニング・レセプションは、5月6日(金)18時30分からとなります。

アーティノヴェーション・カンボジア!
開催期間: 2016年5月6日(金)~5月31日(火)
場所: ボパナ視聴覚リソースセンター
住所:No.64, St. 200 Okhnia Men, Phnom Penh  月-金8h-18h; 土14h-18h /
入場無料

熊本・大分での地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。本展覧会の作品はご購入いただくことも可能です。収益の50%を被災地支援のために寄付させて頂きます。

山田隆量: angkortakakazu@gmail.com

ボパナセンター (荒井和美): communication@bophana.org

山田隆量より、『アーティノヴェーション・カンボジア!』開催に寄せて

「カンボジアとの出会いは1994年に私の所属する院展の大先生で ある月丘榮貴先生とスケッチ旅行に来たことです。空港を出て10分後にはここが自分のライフワークになる場所だと感じました。今 でもその気持ちは変わりません。自然の雄大さとそこに住む人々の共生、共存。もちろん歴史的背景にはアンコールワット遺跡群の偉 大さがありますがこれほど自然に調和する人々を感じた事はありませんでした。褐色の肌と着衣の鮮やかな色彩も芸術的でした。シェ ムリアップを中心に自然や人々をスケッチしいつも思うことは自分はいつもカンボジア人に守られて描かせてもらっているという感謝 でした。いつも何か恩返しがしたいと思っている時に王立芸大の客員教授職のお話をいただきました。初めて王立芸大で教えた時に感じた事はみんな真面目である、そして授業 内容が大変遅れているということでした。そこでアートを目指す人々が必ず身につけなければならない基礎力を教えることに徹しました。芸 大だけでは十分教えることができないと感じ、ヤマダアートスクールを開校しました。卒業した学生がアートで生きる道がカンボジア には無く、ただ売るための絵を描くだけ。芸術家とは程遠い現実がありました。現在、カンボジア人の芸術家はいますが、国内にはアート市場がありません。日本や世界のレヴェルをカンボジアへ持ち込むことでいずれは美術評論家、 画商が出現するよう願っています。

出品アーティストについては、カンボジア人若手アーティストたちの中でもとりわけしっかりとしたデッサン力を持ったメンバーばかりです。写真を写して絵を描いているのと違い自分のイメージを描いています。ごまかしはききません。」

ボパナ視聴覚リソースセンターについて

ボパナセンター(Bophana Audiovisual Resource Center)は、カンボジアに関する視聴覚資料を国内外から収集し、一般の人々が無料で自由にアクセスできる歴史遺産として保存・公開する視聴覚センターです。2006 年の設立以来、利用者数は 24 万人に及び、現在 3000 タイトル以上のカンボジアにまつわる映画、映像、テレビ番組、写真、音声などの資料を国内外からの訪問者が日々閲覧しています。学生、教育者、研究者、ジャーナリストにとっては、知られざるカンボジアを再発見出来る貴重なデータベースとなっています。また、若手の映像作家や映画技術者の養成プログラム、上映会やアートイベントの開催など、カンボジアでの文化芸術の復興を目指しています。


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