【カンボジア】シンガポール・日本・インドとの越境決済を近日開始へ
カンボジア国立銀行(NBC)は、シンガポール、日本、インドとの二国間越境決済システムを近日中に開始すると発表した。これは地域全体でQRコード決済の利用拡大を図る同行の包括戦略の一環である。
NBCは先週発表した中間報告書で「UnionPay International(UPI)およびマレーシアとのQRコード二国間越境決済は第2段階に入り、フィリピンとインドネシアとは覚書を締結済み。シンガポール、日本、インドとは近い将来の開始を予定している」と述べた。
Bakongシステムによる越境決済プロジェクトは2段階で実施される。第1段階ではカンボジア人がBakongで提携国での支払いをスキャンでき、第2段階では提携国の人々がカンボジアで決済をスキャンできるようになる。
チェア・セレイNBC総裁は、米ドルの国際市場での変動が激しくなる中、リエル通貨の流通・貯蓄・投資における役割の段階的強化が経済回復力を継続的に高めるために重要であると強調した。NBCは地域諸国や国際決済サービス提供者との適切な決済システムでリエルの利用促進を継続するとしている。
現在、カンボジアはタイ、ラオス、ベトナム、韓国、マレーシア、中国と越境決済を実施している。
さらにNBCは、決済システム開発に関する経験共有と知識交換を目的として、東ティモール、ルワンダ、ソロモン諸島、フィジー、マダガスカル、ブータン、レソト、パキスタンの8カ国と覚書を締結した。
(写真:Khmer Timesより)
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記事全文:Khmer Timesより
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