カンボジアクロマーマガジン8号
気になる プノンペン不動産事情 – Phnom Penh Real Estate –
激変するプノンペンの街並み
目まぐるしく変化するプノンペンの不動産事情
2011年から毎年安定して7%前後の高い経済成長率を維持しているカンボジア。この数値は多くの投資家を魅了し、カンボジアへの投資を加速させている。10年前と比べると、プノンペンの土地の価格は大きく上昇し、プノンペンの街並みも至る所で高層ビル、高級コンドミニアム、ホテルなど建設が進み大きな変貌を遂げた。
今後益々発展が期待されるカンボジアは、不動産投資の観点から見てもまだまだ魅力的な国の一つである。今号では現在と昔の土地の価格比較や今後の都市開発など、プノンペンの不動産事情をご紹介します。(※投資を促す目的ではございません、あくまでも自己責任でお願いします。)
カンボジアの経済成長を支える中国マネー
2018年にカンボジア政府が認可した外国の直接投資のうち、中国の割合が7割を占めた。年間約7%というカンボジアの高い経済成長を支えている一つの要因として、圧倒的な中国マネーの投資が挙げられる。中国企業の進出は、カンボジアの人々にも恩恵をもたらしている反面、弊害も生まれている。カンボジア南部に位置するシハヌークビル州は地元民や欧米人旅行者で賑わうビーチリゾートとして有名な街だった。近年、中国企業の急激な進出により、土地の価格は高騰し、中国人向けのホテルやカジノが次々とオープンし、中国の街に生まれ変わろうとしている。
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