ホーム 新マガジン記事 プノンペン日本人学校だより: 【プノンペン 日本人学校だより】カンボジアの学生たちとの学び合い

カンボジアクロマーマガジンPP7号

日本人学校には、たびたびカンボジアの大学生がやってきます。大学で日本語を専攻する学生が講師となり、クラスごとに子供たちにクメール語を教えてくれるのです。日本語習得を目指す学生にとっても、生きたクメール語を教えてもらう児童生徒にとっても、とても有意義な時間です。

また、英語の授業では、英語科の学生がクラスに数人入り、少人数での英会話にも取り組んでいます。児童生徒2~3人に対し1人の学生がつき、設定したテーマについて英語でコミュニケーションを行います。全学年で実施するわけですが、正直、小学校1、2年生で会話が成立するのだろうかと心配になりました。ところが、私の予想に反して、小学校低学年が毎回とても盛り上がるのです。小さい子供たちのたくましさに感心させられました。

先日、学生の派遣に協力いただいているプノンペン大学日本語学科にあいさつに行ってきました。日本との関係推進について情熱的に語る教師陣と、難しい日本語習得に一生懸命取り組む学生たちの様子に心を打たれました。この学生たちが将来、日本とカンボジアの関係をさらに強いものに発展させてくれるに違いないと希望を抱きました。同時に、日本人学校も、彼らの期待や思いにしっかり応えられる学校でありたいと、改めて思いました。

校長 伊藤 潔

 

プノンペン日本人学校

2015年に日本人会により設置され、小学部、中学部で構成される。基本は日本の教育内容(文部科学省の指導要領)に準じたカリキュラムとしつつ、カンボジアらしさを加味した特色ある学校経営を行っている。2023年度は在校生70人。

Mail: jsppcambodia@gmail.com 

TEL: 092-882-140

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