まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

こんにちは！大使館の業務内容を分野ごとに御紹介するシリーズ、今号は、領事班の業務についてです。

領事班は、旅券の新規作成、更新等をする旅券業務、在留証明書や署名証明等を発給する証明業務、出生届、婚姻届等の受理をする戸籍・国籍業務、邦人に関わる事件、事故の際の助言や支援、アドバイスのほか安全情報等の発信、緊急事態対応等を行う邦人援護業務、その他在留届の管理など在留邦人の皆様の安全、安心に直接関わる業務を行っています。

そのほか比較的新しい業務としては、在外選挙業務があります。これは、日本国内で行われる国政選挙に海外に住む日本人も投票ができるように、在外選挙人登録、実際に投票を受け付ける投票業務を行っています。最近では、2022年6月に「第26回参議院議員通常選挙」の投票を実施しました。日本国内では、18歳以上であれば住民票と連動して自動的に選挙人名簿に登録されるのですが、海外に在住の方は、事前に選挙人名簿への登録が必要となっています。登録がお済みでない方は、大使館にお越しいただき申請が必要です。以前よりは登録までの期間が短縮されましたので、是非登録していただくようお願いいたします。

邦人の方に関わる業務のほかには、カンボジア人をはじめとする当地在住外国人に対して、日本の査証（ビザ）を発給しています。当館では、新型コロナ感染症の流行前の2019年には過去最高の2万5千件超の査証を発給しています。毎年春先は繁忙期で、日本の桜の季節に併せて観光査証の申請が増加します。観光査証以外では、技能実習生の査証申請も多くあります。

このように領事班の業務は多岐にわたっているため、領事窓口も混んでいます。特に午前中は査証申請者で待合室の椅子がいっぱいになります。邦人の皆様には優先して対応させていただいておりますが、午後であれば比較的余裕がありますので、午後の来館をお勧めします。なお、旅券の発給申請、証明申請（一部）、査証申請（観光目的に限定）につきましては、昨年より、オンライン申請及びクレジットカードでのオンライン納付が可能となっています。御利用にあたっての詳細は外務省又は当館ホームページに掲載しておりますので、御確認ください。

領事班は、在留邦人の皆様への領事サービスの改善、向上に取り組んでおりますので、今後とも御理解、御協力をお願いいたします。

在カンボジア日本国大使館
領事班