カンボジアクロマーマガジンPP4号
ジェラート屋さんたるものショーケースの中でどのようにジェラートが盛り付けられているかを見れば良店かどうかは一目瞭然だ。
Pinocchioのジェラート達はもこもこと可愛らしく盛り付けられていて期待値が上がる。そして、フレーバーを選ぶにあたり、渾身の一品を選ぶというのであればちょこちょこ味見をさせてもらったりするのだが、そこは大人の余裕をひけらかして5ドルで四種類の盛り合わせを2つも注文してしまうことにする。実は8種類で6.5ドルという組み合わせもあったのだが、全て一つの器に入れないといけないと言われ、そちらのオプションは断念。昔からジェラートやアイスの類は酸味のあるフルーツ系のフレーバーと酸味のないバニラやチョコなどのフレーバーを混ぜることになんとはない抵抗感を覚えてしまうのが理由だ。
この度は、バニラ、塩キャラメル、ヘーゼルナッツとチョコのリッチ系コンボと、イチゴ、パッションフルーツ、ベリー系のシロップのかかったヨーグルト、ドリアンという果実のフレーバー系コンボを作って一人ご満悦だったのだが、よく考えるとドリアンは味わいを考えると前者の括りではないか、、等と考えはじめてしまったが、そんな邪念は振り払って食べることに集中することにする。
ドリアンは想像したよりきれいな味わいでドリアンの強いクセを削ぎ落として良いところだけをまとめたような作り。ヨーグルトはさっぱりした仕上がりで、パッションフルーツやイチゴは香りもよく綺麗な酸味が心地よい。濃厚チームは、バニラと塩キャラメルが意外にあっさりしていたもののチョコとヘーゼルナッツの香りの良さと味わいのリッチさには関心仕切り。
いずれも素材のキャラクターが立っていて、めくるめくフレーバーの変化を楽しむことができ、至福のひと時となった。以前の訪問ではピスタチオや黒ごまのジェラートなどもあったしフレーバーは色々と変わるようなので再訪は必須だ。
寄稿:スィーツおじぃ
カンボジアに土着して長い甘いもの好き。スイーツ王子になり切れなかったスイーツおじぃのプノンペンおすすめスイーツ紹介。
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