まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

大使館の業務内容を分野ごとに御紹介するシリーズ、4回目となる今号は、広報文化班の業務についてです。

広報文化班では、日本の多様な魅力や日本がカンボジアで実施する事業をカンボジアの人々に向けて発信する業務に加え、文化・芸術、学術、スポーツの分野、さらには留学生を通じる日カンボジア間の交流の促進に取り組んでいます。

具体的な活動としては、まず、カンボジアの方がよく使っているFacebookを通じた広報があります。大使がクメール語で話す動画や日本の政策に関する情報発信、日本の文化紹介をタイムリーに、より分かりやすい形でお伝えするよう工夫しています。文化面では、当地の国際交流基金やカンボジア日本人材開発センター（CJCC）と共催で、毎年2月に「絆フェスティバル」、7月に「七夕フェスティバル」という日本文化紹介イベントを開催しています。こうした文化イベントを通じて、カンボジアの方々に日本に関心をもってもらい、長きにわたって日本との接点を持っていただくことを目指しています。日本に関心を持った方々の日本への留学を後押しする取組も、奨学金制度の広報、説明会開催、奨学生の選考を通じて行っています。さらに、カンボジアが世界に誇るアンコール遺跡群の保存修復の支援も広報文化班の業務の一環です。

絆フェスティバル（2023年2月）

70周年クロージングレセプション（2023年12月）

2023年は日本とカンボジアの外交関係樹立70周年という節目の年でした。これまで日本は、カンボジアの和平・復興・発展の歩みを一貫して支援してきましたが、そのプロセスには両国政府のみならず、企業やNGO、個人が関わり、両国の間で強い信頼関係を築いてきました。そうした基礎の上に両国関係は昨年から「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされました。昨年1年間を振り返ると、イオンモール3号店の開店や両国の親善大使の参加による「絆フェスティバル」の開催、記念花火の打ち上げなど、官民挙げて様々なイベントを開催することができました。70周年を盛り上げるために御協力をいただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

広報文化班は、これからも広報活動・文化事業を通して日本とカンボジアの友好関係が益々深まるよう一生懸命努めて参ります。

在カンボジア日本国大使館
広報文化班