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50ドルでカンボジアの田舎、ラタナキリへ。vol.1

50ドルでカンボジアの田舎、ラタナキリへ行ってみた。vol.1

シェムリアップに来てから1ヶ月が経ち、カンボジアでの生活にも慣れてきた。私は現在、インターン生としてクロマーマガジンに勤めている。ボスに50ドルで2泊3日の旅をしてブログを書いてこいと言われ、ラタナキリに行くことにした。ラタナキリ州とは、カンボジアの北東部に位置し、ラオスとベトナムの国境沿いにある自然豊かな街だ。どうやら森の中では少数民族が暮らしているらしい。めちゃくちゃ面白そうだ。「Rally Tour And Travel」というローカルな会社のバン往復34ドル、「Family House」という1泊2ドルの激安ゲストハウスを予約した。抑えたつもりだが、残り自分が使えるお金は12ドル(2000円弱)と、どう考えてもハードすぎる旅行が確定してしまった。

5/11、7:30AM。家から少々距離があるがもちろんトゥクトゥクなど使わずにピックアップポイントへ向かう。ミニバンはほぼ満席だった。なんだか遠足のようでワクワクする。ちなみにシェムリアップからラタナキリの中心地(Banlung)まで430km、7時間の移動だ。

安い割にかなり綺麗

シェムリアップから少し離れると一気に何もなくなる。小さな街なんだなあと実感。11:00AM、途中で休憩を挟んだ。 トイレはかなり清潔。食べ物は高級すぎるのでスルー。結構進んだかな?と思って地図を開いたらまだ3分の1程度しか進んでなかった。バンは先を急ぐ。先へ行くにつれて田舎度が増し、揺れが激しくなる。バイクやトラックを華麗にかわしていく。そして1:00PM、昼食休憩になった。メニューを見ると、驚くほど高い。残り12ドルしか使えない私には貴族のようなメニュー表だ。家から持ってきたパンを食べた。隣の人がフライドライスを食べているのを横目に、パンを貪る。そうこうしていると次の乗り継ぎバンが来た。さっきよりボロボロで、”ザ・ローカル”な雰囲気だ。さっきまでの乗客は他の方面に行くようで、なんと乗客は自分だけであった。 まさかの貸切寝台バス状態で出発。ただ、さっきよりガンガン飛ばすし揺れもすごい。クメール語の勉強をしていたらいつの間にか寝落ちていた。快眠だった。この状況で爆睡できた自分が恐ろしい。 目が覚めた頃にはシェムリアップの光景とは全く違うものになっていた。運転手がクラクションを鳴らして威嚇していたので何事かと思い窓を見てみると、牛の大群が道路を横切っていた。 17:00PM、1時間押しでようやくラタナキリに着いた。中心地はお店や家がたくさんあり、マーケットでは多くの人でかなり賑わっている。意外にも栄えていて驚いた。 とりあえず宿に向かう。宿までは中心地から20分ほどの少し外れたところにあるので、街並みを観察しながら歩くことにした。行き道に調べた情報によると、どうやら州人口の75%が民族らしい。それらしい人はいないかと探しながら歩く。中心地から離れると、緑の面積が多くなってきた。家の雰囲気もまるで違う。筋肉質の勇ましい野良犬が目をギラギラ光らせながらウロウロしている。なんとなくシェムリアップの犬より強そう。内心めちゃくちゃビビっていたが、お前らなんか相手にしてないぞといった感じの面構えで進む。そして無事に宿に到着した。 手作り感が良い味出している。オーナーはとても優しくてアットホームなゲストハウスだ。欧米人も何組か泊まっていて、旅人同士で交流があった。 自分のドミトリーには、趣あるシングルベッドが4つ。エアコンはもちろん無くファンのみで、ベッドには蚊帳が付いている。部屋にシャワートイレもついている。2ドルにしては十分すぎる設備だ。中心から少し離れたところにあるので宿からの眺望は最高。見渡すかぎり、緑。日本の田園風景のようにも見えるけど葉の茂り方や匂い、虫の鳴き声などが全く異なるように感じた。 夜飯を食ってないので街へ出ることにしたが、先ほどの犬のことを思い出したので近場で済ませることにした。数分歩いたところに一軒のお店を見つけた。いい匂いがする&地元の人で賑わっていたので外さないだろうと確信し、入店。 英語のメニューは当然ない。ミーチャナン(មីចាណាំង)という、たけのこ麺を8000リエルで注文した。店内の独特な匂いから味の想像をしながら待っていると、ドス黒いスープのラーメンが到着した。何で出汁を取ったのだろうか。。見た目こそ恐ろしいが濃厚で美味しい。具はたけのこ以外にスペアリブのような肉と茄子が入っていた。味変のライムをひと絞り。さっぱりとした味に変化してこれもまた合う。あっという間に完食した。料理が来た時、外したと思ってごめんなさい。 宿に戻る前に商店に行った。疲れたし暑いからキンキンのビールが飲みたい、、しかし残り10ドルしか使えない。そんなこともあろうかと秘策、ビールの蓋を用意してきた。 カンボジアのビールの蓋には当たりがあり、当たった蓋は500リエル(20円程度)の手数料を払えば1缶と交換してもらえる。感覚的には3分の2くらいの確率で当たっている気がする。なんて素晴らしい制度だ。

一番会いたくなかった、黒い大きな影が。

宿に戻り、「プシュ」と1人乾杯し、長い移動の疲れを癒した。虫の声と犬の遠吠えを聞きながら贅沢な時間を過ごした。比較的山だからか、涼しくて快適だ。疲れていたので10時くらいには就寝した。エアコンの代わりにファンがカタカタ音を立てながら回っている。明日は滝や村に行く予定だ。どんな出会いがあるか楽しみだ。民族にも会えたらいいな。

本日使ったお金:夜ご飯2ドル,ビール0.125ドル(500リエル)
残り:9.875ドル

文・写真:前田晟及(クロマーマガジンインターン生)

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