シェムリアップ発のY2K古着屋、『The Sun Thrift Store』
シェムリアップ発のY2K古着屋、『The Sun Thrift Store』
カフェやバーが多く立ち並ぶ川沿いからほど近い通り。その細い路地を進んでいくと、こじんまりとしたカラフルなお店が現れる。
2年ほど前にカンポットで店をオープンし、シェムリアップに2号店をオープンした、今ホットな古着屋、「The Sun Thrift Store」だ。
4畳ほどの店内には、カラフルでデザインの効いたY2Kテイストのアイテムが所狭しと並んでいる。
ちなみにY2Kとは、1990年代から2000年代に日本の若者の間で流行ったギャルファッションスタイルのこと。2020年代の今、これがリバイバルされて世界的にブームが起こっている。その旋風が、ここカンボジアでも巻き起こっている。
ショート丈のローライズデニムやクロップド丈のTシャツ、豹柄のセカンドスキンなどが並び、店内にはIyazの「Replay」が流れ、一瞬「ここは2000年代の原宿なのでは?」という錯覚に陥る。
壁にはKendrick Lamarの「DAMN」のジャケ写やファッション誌「VOGUE」のポスターなどが無数に貼られている。さらに、ラックが全てピンクで統一されており、空間作りへの強いこだわりが感じられる。
「まず、第一に私はファッションが大好きで、おしゃれをして出かけてかっこいい写真を撮るのが好きなんです。だからこそ、自分お好きなファッションをテーマにした古着店を開きたいと思いました。」
「私のお店のコンセプトは、Y2Kのようなカラフルで最高にクールなお店です。しかし、普通の人が着ても大丈夫な、Y2Kすぎず、かといって普通すぎない、誰でも楽しめるスタイルです。」と、店長のSeng Sok Hengさん。
お店はトレンドに敏感な若いカンボジア人や欧米の旅行客がたくさん訪れ、店内はいつも賑わっている。
しかし、カンボジアでお店を開くにあたって、いろいろな苦労もあったそう。
「まず、2000年代のスタイルはカンボジアでは古い世代のものだと思われている。だから、このビジネスを始めた当初は、誰も応援してくれないんじゃないかと不安でした。それに、以前はJuicy CoutureやMorgan、Bebeといったクールなブランドを扱っていましたが、なかなか手に入らないものばかりで、仕入れるのも大変でした。」
「でも今は、Y2Kのスタイルを理解している人がたくさんいます。観光客や外国人もたくさん店に来てくれるようになりました。」
「将来のビジョンとしては、成長著しい別の場所に新たな店舗をオープンさせたいと考えています。そして、カンボジアの人々が他の国々と同じように、Y2Kスタイルをもっと取り入れ、ファッションにおいてよりクールな感性を身につけていけるよう、貢献していきたいと思っています。」と、今後の展望を話してくれた。
その言葉とHengさんの眼差しからは、カンボジアのファッションシーンを変えていこうとする前向きな強い意志を感じられた。
この場所から、カンボジアの新たなスタイリングが生まれていく予感がした。
皆様もシェムリアップ、カンポットに訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
営業時間:10時〜21時
営業日:不定休
Instagram:thesun_thriftstore
Instagram(オーナーのHengさん):leejinsu_lee
TikTok:@__jin0_
住所(シェムリアップ店):Siem Reap St, 27 Wat Bo Rd
住所(カンポット店):Kampot Riverside St, 724a,


