イベントレポート「サミティヴェートインターナショナルこども病院の開設」
2014年3月20日にタイにある、サミティヴェート病院シーナカリン、サミティヴェート病院スクムビットでサミティヴェートインターナショナルこども病院の開設イベントが行なわれました。
サミティヴェート病院は、1979年6月にタイ・バンコクにて開院した総合病院で、現在ではタイ国及び東南アジア最大の民間の病院グループの一員。国際水準の質の高い医療サービスは国内外で評価され、特に、小児ぜんそく治療における臨床ケアプログラムについて、国際病院評価機構である米国JCIから、米国以外の病院としては初めて認証を取得した。
今回開設されたサミティヴェートインターナショナルこども病院は、小児科医144名を擁する大型の小児病院で、場所はサミティヴェート病院シーナカリン、サミティヴェート病院スクムビットに属する。診療対象は小児科疾患一般、アレルギー、心臓病などの疾患から、手術(一般、脳外科、心臓など)、白血病、骨髄移植など多岐にわたる。また、小児集中治療室、新生児集中治療室も完備し、航空搬送も可能だ。
サミティヴェート病院グループ社長チャイラット・パントゥラアムポーン医師は開設にあたり、「今回の『サミティヴェートインターナショナルこども病院』の開設により、シーナカリンとスクムビットの各院の小児治療の強みが統合されます。他国との連携を強化し、定期的なトレーニングの機会を設けることでより質の高い治療、思いやりのあるサービスを提供できることでしょう。また、タイ国がアジアの医療の中心となり、タイ政府による「医療ハブ」政策を支える要素にも、サミティヴェートインターナショナルこども病院は貢献していきます」と語った。
迅速な医療搬送
サミティヴェート病院では幼児・小児患者の医療搬送にも力を入れており、陸上搬送には明るい色のイラストが描かれている「スピーディーベア」と呼ばれる救急車を使用。そして車両には新生児を含めた各年代の子供たちを治療するよう、最新器具が完備されている。航空搬送にはヘリコプターや飛行機が使われており、それぞれが搬送距離によって使い分けられている。
ワンロップ・ジラシリワット サミティヴェート病院シーナカリン・スワンナプーム国際空港内クリニック長兼航空搬送科長は「サミティヴェートこども病院シーナカリンでは、患者の航空搬送を2007年から始め、現在まで130件の搬送を行ないました。全てのケースにおいて小児患者が無事に目的地に着き、治療を受けることに成功しています。搬送にあたるのは小児専門医師であり、大事なお子様を必ず安全に目的地へ送り届けますので、ご心配はいりません」と話した。
サミティヴェート病院 HP http://www.samitivejhospitals-jp.com/