【シェムリアップ】絶滅危惧種のマクジャク、繁殖に成功
カンボジアのアンコール生物多様性保護センター(ACCB)は今年、絶滅危惧種のマクジャク7羽の孵化に成功した。 世界に3万羽未満、カンボジア国内に約1000羽しか生息していない同種にとって、この繁殖成功は希望の光となっている。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているマクジャクは、生息地の喪失、密猟、人間活動による妨害など、深刻な脅威に直面している。 ACCBのクリステル・グリフィーン所長は「長年の経験と健全な個体群維持への取り組みが、今年の繁殖成功の鍵となった」と語った。
ACCBは2008年以来、違法な野生動物取引から救出された17羽のマクジャクを保護し、自然に近い飼育環境を提供することで野生本来の行動を保持させてきた。 同所長は「繁殖成功は遺伝的多様性の保護につながり、将来の野生復帰の基盤となる」と強調した。 環境省報道官も「マクジャクは国家環境戦略の下、保護を優先している」と述べ、保全の重要性を訴えた。
2025/11/11
(写真はKhmer Timesより)
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記事全文:Khmer Timesより
記事リンク:https://www.khmertimeskh.com/501787071/accb-successfully-breeds-endangered-green-peafowls/



