【シェムリアップ】シェムリアップ国際会議、1800万ヘクタールの土地回復を誓約
カンボジアのシェムリアップで9月1日から4日まで開催された第1回生態系回復統合プログラム(ERIP)年次会議において、20カ国の代表団が1800万ヘクタールの劣化した土地の回復に向けた共同取り組みを約束した。
この取り組みにより、温室効果ガス排出量を1億4500万トン削減し、300万人以上に恩恵をもたらすことが期待される。
同会議は、コンサベーション・インターナショナルが国連開発計画(UNDP)カンボジア事務所および環境省と共催し、地球環境ファシリティ(GEF)の支援を受けて開催された。アフリカ、アジア、中南米・カリブ海地域の20カ国から政府関係者、市民社会指導者、科学者、国際パートナーなど80人以上が参加した。
開会式でモム・タニー環境省次官は、カンボジアの第3次国別貢献目標(NDC 3.0)とカンボジア気候変動戦略計画2024-2033の実現において、ERIPが重要な手段であると強調した。
地球規模では現在、南米大陸全体より大きい2000万平方キロメートルの土地が劣化に直面している。ERIPは世界規模で180万ヘクタールの重要生態系の回復と、70万ヘクタールの陸域保護区の管理改善を目標としている。
カンボジアでは、25万5000ヘクタールを対象に5100万トンのCO₂削減効果と3万2000人への恩恵を見込むプロジェクトを実施している。参加者はプノム・クーレン国立公園の回復現場を視察し、コミュニティと政府機関が協力した取り組みを確認した。
ERIPは地球環境ファシリティが資金提供する6年間2億ドルの構想で、アジア、アフリカ、中南米20カ国での生態系回復を目指している。
(写真はPhnom Penh Postより)
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記事全文:Phnom Penh Postより
記事リンク:https://www.phnompenhpost.com/national/siem-reap-international-conference-attendees-pledge-to-resto…



