コッコン州豪雨で4リバーズ・フローティングロッジが損壊
7月の中旬にコッコン州を襲った集中豪雨で、同州のタタイ川の水上ホテル「4リバーズ・フローティングロッジ(4 rivers floating lodge)」が損壊していたことが報じられている。同水上ホテルはコッコン州のエコツーリズムの先駆け的存在で、同州を象徴するようなホテルだっただけに非常に残念という声が多く上がっている。
尚4リバーズ側は、タタイ川上流にある水力発電所のダムが、下流への被害を考慮せず放水を行ったためにホテル設備が損壊したと訴えている。一方の水力発電所は、ホテルが損壊した日に排出した水量は461立方メートル/秒であり、その程度の排水で河川が急激に増水することは考えられず、自然に降った雨水による影響であると主張している。
同地域に降った雨量としては統計を取り始めてから過去最高の降水量で、多くの地域が洪水によって被害を受けていただけに、水上ホテルの損壊は一概にダムの放水が原因だったとは言えないだろう。