カンボジア、世界旅行博にて受賞
5月7日から10日にかけて上海で開かれた世界旅行博において、カンボジアが「The Best Culture & Heritage Tour Destination（最も魅力的な文化や遺跡を持つ旅行地）」との賞をうけた。これによって、2015年度のカンボジアへの旅行者数が後押しされるだろうと期待されている。
上海世界旅行博には約50カ国が参加し、中国人観光客を誘致するために各国が自国の観光地をアピール。カンボジア観光省によれば、この賞は観光地の環境や安全性、食事やホスピタリティなどの基準に基づいて審査されたものであり、世界に向けてカンボジアの旅行産業を良い形でアピールできたとした。
カンボジアを訪れる中国人観光客は毎年約20パーセントの増加を示しており、2014年度は約56万人。世界的に見てもその勢いはすさまじく、昨年マカオで開かれた世界観光経済フォーラムでの発表によれば、2013年度には9,750万人の中国人が海外旅行をし、その支出額は1,280億ドルにのぼったという。
3月には、オンライン旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」における世界人気観光都市ランキングでシェムリアップが2位にランクイン。「アジアの人気観光都市」では1位を獲得している。今回の世界旅行博での受賞も続き、カンボジアの旅行産業はますますの盛り上がりをみせていくだろう。
http://www.phnompenhpost.com/business/cambodia-gets-travel-laurel
