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ダム建設のための移転、住民と合意

5月4日、ストゥントレン州にあるカンボジア最大の水力発電ダムプロジェクト用地の付近に住む70世帯が、新居住区への移転を受け入れたと報道された。

2日、ストゥントレン州にある再定住地区の関係者と電力会社の代表者が村人と面会。地方当局と企業間の話し合いでは、それぞれの家族に新しい家屋と5ヘクタールの農地に加え、1,000平方メートルの区画地を提供することで合意していた。しかし、一部の村人は家屋の代わりに現金6,000ドルを要求。企業側は、村人たちがお金だけを受け取り、新居住区への移動を拒むのではないかとの恐れから、現金の支給は段階的に行うとしていた。

すでに企業側からの補償を受け入れた村人によれば、新居住区にはすでに道路や学校、保健センターや市場なども建設されているという。5月からは、現金の支給を望んでいる住民へも、まず1000ドルを支給し、新家屋の建設など全ての移動が完了次第、残りの5000ドルを支給するとして、地方自治体と協力してサポートを進めていくと発表されている。

カンボジアでは、そのエネルギー需要を満たすための試みで、過去20年間に多くの水力発電プロジェクトが委託されてきた。政府はダム事業を、エネルギー危機に対する環境にやさしい解決策として売り込んでいるが、環境や社会への影響は将来的な利益を上回るとして、一部の批評家からは懸念の声もあがっている。

http://www.phnompenhpost.com/national/more-families-accept-dam-relocation-offer


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