【カンボジア】カンボジア・日本間貿易、上半期3割増の12億ドル
カンボジア税関総局によると、2025年上半期のカンボジア・日本間の二国間貿易額は前年同期比28.7%増の12億2000万ドルに達した。
日本はカンボジアにとって中国、米国、ベトナム、タイに次ぐ第5位の貿易相手国となっている。
内訳では、カンボジアから日本への輸出が7億5355万ドル(19.9%増)、日本からの輸入が4億6972万ドル(46.1%増)となった。貿易収支は2億8382万ドルの黒字だった。
王立カンボジア・アカデミーのホン・バナック経済学者は「両国間の貿易は順調に拡大を続けている」と評価した。
日本からの主要輸入品は自動車、先端機械、電子機器などの高技術製品で、カンボジアの対日輸出品は繊維製品、電子部品、家具、化粧品、農産物が中心だ。
商業省によると、2024年1月から11月までに88社の日本企業がカンボジアで事業登録を行い、前年同期比20.55%増となった。
両国は地域的な包括的経済連携協定(RCEP)の加盟国でもあり、今後さらなる貿易拡大が期待される。
昨年11月にフン・マネット首相と会談した日本の有馬外務副大臣は、政治・貿易協力のさらなる強化を約束した。
写真はThe phnompenh postより



