イラン融資に与党議員が不満
与党がイランに5445万ドルもの融資を申請したことに対し、野党議員らは激しく抗議している。
先週、国民議会の第一副委員長Nguon Nhel氏を始めとする派遣団が、テヘランへ訪問した。通信社のカンプチア・プレスによると、現在イランは融資について最終決定の段階まで至っている。
受ける融資は全て職業訓練やインフラの改善、農業分野の発展に関する6つのプロジェクトに充てられるとカンボジア人民党の議員は述べている。
しかし「イランから融資を受けるなど、間違っている。人民党はすべきことすら分かっていないのに、より多くの借金を作り出すためにイランまで訪問しお金を浪費したのか」と、野党議員の厳しい声が上がっている。また同議員はイラン-カンボジア関係について、権威主義政府どうしが友人を探しているだけに過ぎない、と表した。
他の議員もカンボジアに融資できる国はいずれも、政府の正当性について考慮せねばならない、と指摘した。