【経済】カンボジア、シンガポール・中国とデジタル決済拡大——不動産市場に追い風
カンボジア国立銀行(NBC)は、国際的な不動産取引を円滑化する二つの重要なデジタル決済システムを導入した。
シンガポール・フィンテック・フェスティバル2025において、シンガポールとのQRコード決済システム第1段階を開始し、同時に中国テンセント傘下のテンペイ・グローバルとも提携協定を締結した。
第1段階では、カンボジア人がシンガポール国内でリエル建てのQRコード決済を利用できる。
バコンやACLEDAスーパーアプリを通じ、現金や両替なしで支払いが可能となった。中国との提携では、バコンとウィーチャットペイを接続し、特に中国人投資家が多いカンボジアの不動産分野で、頭金や建設資金の送金が迅速化される。
NBC総裁セレイ氏は「中国との革新と経済関係を推進する」と述べた。
今後、タイ、ベトナム、ラオス、マレーシア、日本との決済網拡大も見込まれ、外国資本の流入促進により年7~10%の市場成長が期待される。
デジタル化により、カンボジアの不動産取引はより安全で迅速なものとなる。
2025/11/27
(写真はKhmer Timesより)
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記事全文:Khmer Timesより



