【シェムリアップ】JICA、地雷除去センターへの支援拡大を表明
国際協力機構(JICA)の橘秀治理事長は今年11月19日、カンボジア地雷除去センター(CMAC)への全面的な支援拡大を表明し、技術協力の強化、新たな地雷除去技術の導入、地域的な訓練パートナーシップの深化を約束した。
橘理事長はプノンペンでCMACのヘン・ラタナ所長と会談し、進行中のプロジェクトの進捗状況を評価し、今後の協力について協議した。視察では、日本の支援で建設されたシェムリアップのテチョー平和博物館など、日本が支援する取り組みも視察した。
ラタナ所長によると、代表団はバッタンバンの地雷除去作業現場を訪問し、CMAC技術研修所での訓練活動も視察。橘理事長は、地雷や不発弾の除去におけるCMACの功績を称賛し、命を救い社会経済発展のための安全な土地を創出するには、継続的な革新と国際協力が不可欠であると強調した。
JICAは、地雷除去、技術開発、先進設備の導入における協力強化の意向を改めて表明。また、東ティモールやアフリカ諸国など地域諸国との訓練や経験共有の拡大についても議論された。ラタナ所長は、過去30年間の日本の支援がカンボジアの地雷除去部門の専門化に不可欠であったと感謝の意を示した。
2025/11/21



