ホーム 新マガジン記事 アンコール補習授業校だより: 【アンコール補習授業校だより】異国で日本を知る意味

カンボジアクロマーマガジンREP10号

私の娘は、人生の半分以上を日本以外の国で過ごしています。当たり前に日本にはあるものがなかなか手に入らない異国の地で、アンコール補習授業校での時間は彼女に「日本を知る」という大きな刺激を与えてくれているように思います。

例えば朝礼の時間に行うラジオ体操。日本人ならあの音楽を聴けば体が動きますが、初めのころの娘はまるでちんぷんかんぷん。授業で学び毎週継続して行うことで、体が自然に動くようになってきました。また先生やお友達との会話が日本語であることも、彼女にとっては大きな挑戦。我が家では圧倒的に足りていない日本語での会話を補習校でしてきてくれるので、日本語でおしゃべりする機会がぐっと増えました。

補習校は七夕や書初めなど、日本ならではの四季折々の行事に触れる貴重な機会にもなっています。校外ではありますが、夏祭りや節分などのシェムリアップ在住の日本人で開催されるイベントも、彼女が日本を知る大きなきっかけ。参加するたびに周囲に恵まれていることを実感します。

こうした経験が知らないうちに子供たちの心に宿る「日本人としてのアイデンティティ」を醸成してくれるのではないか、と異国の地で子育てをする母のひとりとして思うわけです。

言葉や文化、そのほかのたくさんの経験を通じて、娘が日本を身近に感じてくれるとうれしいな、と思いながら、毎週日曜日の朝に娘を補習校に送り出しています。

石川 絢香

 

アンコール補習授業校だより Angkor Japanese School

毎週日曜日の午前に、小学部は国語を中心に音楽、図工、算数、理科、書道などの授業もやっております。幼稚部はお絵描きや歌、ひらがな・カタカナも個々に合わせて取り入れております。見学は事前連絡の上、随時可能です。

毎週日曜日: 8:30 ~ 11:30

MAIL: angkorjschool@gmail.com

Telegram: 077-508-905(狐塚)

Web: angkorjschool.blogspot.com


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