まだ見ぬカンボジアに出会う小旅行へ―現地発カルチャー&旅行情報誌「クロマーマガジン」

東南アジア株といえばベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシアあたりを思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、カンボジアにも証券取引所があり上場企業の株を日本語対応しているモバイルアプリで取引できます。設立間もないので流動性の低さなどの課題もありますが、政府は株式市場の発展に向けた改革を進めており、今後は上場企業や取引量が増加することが期待されています。

現時点での株式上場社数は11社で、公共インフラに関する企業の上場が多いです。代表的な上場企業はカンボジア証券取引所初の上場企業であるプノンペン水道公社やカンボジア大手商業銀行のA C L E D A銀行、カンボジア唯一の深海港であるシアヌークビル自治港などになります。

非居住の外国人でも証券口座の開設は可能で、非居住者の場合配当金には税金がかかりますが、現時点で利益に対するキャピタルゲイン税はカンボジア側ではかかりません。取引日は祝日を除く月曜日から金曜日で、時間は8:00am～3:00pmです。また、どの銘柄も最小取引単位が1株からなのでリスクを抑えて少額から始めることができるのがポイントです。注文方法はスマホアプリからの注文が一般的ですが、メールや電話でも注文が可能です。
今回はカンボジア株の基本情報を書きましたが、もう少し具体的に取引や銘柄、証券会社についての話や、私自身実際に取引をしているのでその経験などをお伝えできればと思っています。それではまた！！

柳 知秀