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カンボジアクロマーマガジンPP8号

SBSIのカンボジア支援は27年目を迎えました。孤児院での教育用PCセンター設立、辺ぴな地方での遠隔治療支援、学校建設支援、アンコール小児病院などへの救急車や医療機器寄贈から始まって、現在も政府の公立救急医療体制に協力し、国立救急病院や地方の病院等への救急車などの寄贈と共に救急隊や医療者向け講習会も実施しています。また国家交通安全委員会の関係団体です。

この国は医療分野でも1970年代に医療教育者や従事者が多数殺害された影響が未だに残り、医療レベルや医療人材育成の向上が大きな課題となっています。都市部での目覚ましい発展の一方で格差も広がっているため、日本では救われたであろう命が失われています。

SBSIは2022年から国立・州立病院で新生児蘇生講習会も開始しています。香川大学の学生団体からの新生児蘇生訓練マネキンの寄贈がきっかけです。設備が整ったNICU(新生児集中治療室)は非常に少なく、専門医も少数です。それゆえ現場の医療者による新生児蘇生は大変重要です。これまでにNGO や国立病院の専門医などからご協力いただきました。SBSIは周産期学会の会員であり、2024年の同学会主催のワークショップで訓練用マネキンを提供しました。

プノンペン赤十字で日本の大学生と若者向け救命講習会

また消防車や消防士の装備一式もプノンペン警察消防などに寄贈。他にも貧困村への健康促進事業として様々な講習会も実施してきました。

国立病院に寄贈した救急車

2006年から学生団体のスタディーツアー、医療者や専門家その他の視察・ボランティアなどに協力し、日本の学生団体と共同で診療所建設や救急車や機器の寄贈、人材育成事業にも取り組んできました。カンボジア赤十字プノンペン支部と提携しており、日本の大学生が赤十字の若者ボランティアたちに救命法を指導するイベントも実施しています。日本やカンボジアの若者たちとのきずなが長年に渡ってSBSIを支えてきたのです。

最近はFuture Focus Solutions という会社と共に国内でのクメール語AEDの普及に努め、訓練を実施しています。救命はSBSIの使命です!

 

 

ポプラ社世界のくらしカンボジア編で 掲載されたSBSIの記事

Akiko Sasaki
文:佐々木明子

Side by Side International NGO

特定非営利活動法人 サイド・バイ・サイド・インターナショナル

「救いたい命があるから」

サイド・バイ・サイド・インターナショナル(SBSI)は 、日本や海外で災害時などの人道的支援活動を展開し、カンボジアでは緊急車両や医療機器寄贈、医療者・非医療者向け救命法講習会などを実施。社会的弱者支援も行っています。

Mail: mail@side-by-side-intl.org

Web: https://side-by-side-intl.org/

Facebook: SBSI.NGO


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